オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホン(ヘッドホン) ATH-CKS7TWが8月3日に発売されます!ATH-CKS7TWの実機をポタフェスで確認することができました!ATH-CKS7TWは音質も良く、見た目も素敵な魅力あり好印象なモデルです!ただ、仕様的に少し他の完全ワイヤレスイヤホンとは違う部分もあり注意が必要です。音質がムッチャ好印象で物欲がふつふつと湧いてくる完全ワイヤレスイヤホンなのですが・・・。
2018年7月14日・15日に秋葉原で開催されたポタフェスで実機チェックさせていただき、書いた本記事ですが、オーディオテクニカより発売中止のアナウンスがありました。
ワイヤレスヘッドホン『ATH-CKS7TW』発売中止のお知らせとお詫び
「Bluetooth対応機器との接続性能が当社基準に達せず」という発売理由でした。
楽しみにしていただけに、残念です!!
目次
オーディオテクニカ ATH-CKS7TW の特徴
以下、公式製品ページからの引用です。注目ポイントを太字化して紹介します。
- より深く、より鮮明な重低音再生をする高効率φ11mm SOLID BASS HDドライバー。
磁力を高める高精度設計の磁気回路によりドライバーの駆動力と制動力を高め、重低音再生を実現します。- 大口径音導管で音の伝達効率を上げ、低域から中高域まで広帯域再生。
本体導管の内径やイヤピースの高さを調整し、より多くの高域成分を伝達可能に。- Dual-layer Technology(PAT.P)を採用。
完全ワイヤレスモデルの音質を追求するために設計された積層構造。音響エリアと電気エリアを分割し、ドライバーの性能を存分に引き出し高解像度再生を実現します。
最大約8時間、充電ケースの併用で最大20時間の長時間リスニングが可能。- Bluetooth A2DP対応機器の音楽をワイヤレスで楽しめる。
高音質のオーディオデータを送受信する、A2DP(アドバンス・オーディオ・ディストリビューション・プロファイル)に対応する機器の音楽がワイヤレスで楽しめます。- Bluetooth HFP/HSP対応機器のハンズフリー通話を実現。
ハンズフリーで通話や携帯電話の着信応答/通話終了/リダイヤル発信などを可能にするHFP(ハンズフリー・プロファイル)やHSP(ヘッドセット・プロファイル)の規格に対応しています。- マルチペアリング対応により最大8台までの機器登録が可能。
複数のBluetooth搭載機器を所有するユーザーに便利なマルチペアリング対応。- スマートフォン用アプリ「Connect」対応。
初めてBluetooth製品をお使いの際にも安心の各種ガイド機能や、製品をより使いこなしたい方にぴったりのカスタマイズ機能を用意。本製品をより便利にお使いいただけます。
イヤホン単体で約8時間のリスニング可能なのは嬉しいですね!また、マルチペアリングもiPhoneとiPadを併用している僕には嬉しい仕様です!
対応コーデックは、AAC、SBC のみで、LDACやaptXには対応していません。
本体カラーは、レッド、ブラック、シャンパンゴールドの三色展開です。ケースはブラックとシャンパンゴールド(?)の二色で組み合わせが決められています。
オーディオテクニカ ATH-CKS7TW イヤホン本体について
オーディオテクニカ ATH-CKS7TW のイヤホン本体をチェックしていきます!
耳に装着した際に外側になる部分には、オーテクのロゴを中心に曲線を生かしたデザインが施されています。変に未来感のあるデザイン(Sony WF-1000X)や耳からたれ下るデザイン(Apple AirPods)、妙に耳から飛び出るデザイン(Bose SoundSports Free)に比較してかなり良いデザインです。(好みによります)
見た人も「ああ、オーディオテクニカね」と納得できる点も魅力です。
↓本体には、ボタンがあり再生/一時停止と音量の調整も可能です。音量は2度押しで音量アップ、3度押しで音量ダウンという特殊な操作です。
イヤホンでの音量操作ができないモデルが多い中、音量操作への対応は嬉しい。僕は曲送りをスマホで行うケースが多いので、音量操作のほうが本当に嬉しいです。(今回の操作方法での実用性は検証する必要がありますが・・)
ATH-CKS7TW本体の重量は約8gで軽い部類のようです。(ボーズは約15g)
個人的には、シャンパンゴールドのボディ色が今ひとつ好みではないので、購入するならレッドかブラックからチョイスしたい。なんとなくですが、ブラックが"賢そうに見える"気がするので、ブラックをチョイスしてしまいそうです。
オーディオテクニカ ATH-CKS7TWのケースについて
完全ワイヤレスイヤホンの重要なパートナーであるケースについて見ていきます!充電ケースで本体を1.5回充電できます。
オーディオテクニカ ATH-CKS7TW の充電ケースは独特の高さを持ったデザインです。
フタを開ければ、イヤホン本体が見えます。
充電用のUSBポートが側面に配置されています。これまで背面配置しか見たことがなかったので違和感があります。また、充電状況を確認するためのスイッチが付いています。
ストラップホールも用意されています。ストラップを取り付けておけば、立ったままでイヤホンの格納作業したりする時に安心ですね。
↓正面には三連のLEDが配置されており、ケースの充電状態を確認することができます。
マグネットレスの設計!
オーディオテクニカ ATH-CKS7TW が他の完全ワイヤレスイヤホンと大きく違うポイントは、ケースにマグネットを使用していない点です。
僕がこれまでに経験してきた完全ワイヤレスイヤホンの大半は、ケースに載せるとパチン!とマグネットで引き込まれ固定される仕様です。
例外はSonyのWF-1000Xで、こちらはメカニカルにロックする機構を持っています。
WF-1000Xも、ちょっと面倒だなぁ・・と思いながらパッチン、パッチンと留めて使っています。(慣れましたけど)
このオーディオテクニカ ATH-CKS7TWもマグネットを使っておらず、さらにメカ的な機構がないためケースをひっくり返すとイヤホン本体が落下する仕様です。
えぇぇぇぇぇぇ!!そんな仕様ありなの!?
注意点その1 固いスライドレバーでフタを固定する必要あり
イヤホンと充電ケースとの端子は充電のために接触した状態で固定される必要があります。どうやって固定するかというと・・・。
ATH-CKS7TWでは、イヤホンをカバーで押さえつけて、スライドスイッチ(レバー)でカバーをロックするのです!
この仕様を知った時にはショックだったのですが、(しかもスライドスイッチが硬く品位も良くない)落ち着いて考えてみると、この仕様もありかな・・?という気持ちになってきました。
確かにマグネットで固定されないのはやや心配ですが、これまでひっくり返した経験もないですし、フタを閉じてスライドさせるだけなので許容できるかもしれません。
注意点その2 電源オンのボタン操作が必要。しかも両耳分。
このマグネットレスの仕様が影響して、オーディオテクニカ ATH-CKS7TWにはさらに使い難い部分があります。それは電源オンの方法。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンは、ケースから取り出すと自動的に電源がオンします。
しかし、このオーディオテクニカ ATH-CKS7TWは、ケースから取り出しても自動では電源オンしません。
電源オンの為には、イヤホン本体のボタンを押して電源オンする必要があります。
しかも、左右二つのイヤホンに対して電源オンの操作が必要なのです!
ここは推測なのですが、マグネットなどでケースと本体とを固定していない為、イヤホン君としては「あ、僕、今ケースから外された!」がわからないのです。"接点が外れたら"なんて判定だと、固定されていない為、外れたり付いたりがかなりの頻度で発生し現実的ではありません。
これを回避するために、電源オンは本体スイッチによる手動操作になっているようです。
音質に影響するため、マグネットは使用していません というスタンスなら気持ちがいいのですが、多分強固なパテントが存在するのではないでしょうか。(←推測ですよ)
オーディオテクニカ ATH-CKS7TW まとめ
オーディオテクニカ ATH-CKS7TW は、ケースのカバーのロックや電源オンの所作に若干の面倒臭さを感じるものの、
- オーディオテクニカブランド
- 良デザイン
- 良音質
- 最大約8時間の長時間リスニング
- マルチペアリング対応
- 価格 21,470円
が魅力のステキな完全ワイヤレスイヤホンです!ちょっと欲しいぞ!
audio-technica ATH-CKS7TW 完全ワイヤレスイヤホン (ブラック)@Amazon