Ankerのオーディオブランドである、Soundcore の新製品 Soundcore Motion Q スピーカー(A3108)を購入しました。IPX7防水、360°サウンド、16Wです。デザイン的にもファブリック外装でイマドキっぽいスピーカーです。先日購入した Soundcore mini 2 と比較するとサイズはかなりアップ。その分、Soundcore Motion Q の出力は16Wで、かなり大きな音を出せます。防水・コンパクト・ストラップあり・16W の充実した基本スペックでアウトドアでも活躍する存在です!
Anker Soundcore Motion Q は、価格的にも購入しやすい価格帯です!
目次
Soundcore Motion Q 基本スペック
以下、アマゾンの商品ページから基本スペックを引用します。
Soundcore Motion Q アウトドアに最適な防水360°Bluetoothスピーカー
主な製品仕様
重量:約416g
防水規格:IPX7
Bluetooth規格:4.2360°に広がるサウンド
前後に配置された2つのフルレンジドライバーと両側に位置する2つのパッシブラジエーターにより、360°にサウンドを響き渡らせることが可能です。どんな位置でもお気に入りの音楽をお楽しみいただけます。独自技術BassUpテクノロジー
Soundcore独自のBassUpテクノロジーにより、低音をより力強く、より鮮明に響かせます。体全体に響くサウンドを体験してください。防水構造
IPX7規格を誇る防水設計の外装により、内部へ浸水することはありません。最長30分間であれば、水深1mまで沈めても操作が可能です。完全ワイヤレスステレオペアリング
2つのSoundcore Motion Qをワイヤレスステレオペアリングで接続し、ステレオサウンドを楽しめます。臨場感あふれるサウンドで楽しみましょう。持ち運びに便利
付属のリストストラップを利用して、ビーチチェアやテント等に吊り下げることも可能です。 コンパクトサイズなのでどこでもお気に入りの音楽をお楽しみいただけます。
Soundcore Motion Q の製品仕様は以下の通りです。(Ankerの商品ページからの引用です)
入力 :5V / 1A
オーディオ出力 :8W × 2
連続再生時間 :最大10時間
バッテリー容量 :2600 mAh
サイズ :約88 × 88 × 108mm
重さ :約416g
Bluetooth規格 :4.2 + EDR
防水規格 :IPX7
パッケージ内容 :Soundcore Motion Q、リストストラップ、Micro USB ケーブル、取扱説明書
Motion Q ざっくり言うと・・
16Wの出力
スピーカーとしては、8W+8Wの16W出力です。(ソニーのSRS-XB21が14Wなのでそれ以上のパワーです)
360°サウンド。2台でステレオ化可能
Soundcore Motion Q はモノラルスピーカーです。ただし、円形のボディの両側にドライバーが配置されており360°にひろがるサウンドが楽しめます。
簡単に言うとスピーカーの後ろ側からもしっかりと音が聞こえという事です。
例えば部屋の中心にMotion Qを設置すれば、室内のどの位置からも音楽が楽しめます。アウトドアなどでは、活動の中心となる場所に設置すれば、周囲のどこからでも音楽が楽しめて便利です。
また、パッシブラジエーターも設置されているため、より深い低音が再現されます。
2台の Soundcore Motion Q を接続する事で、ステレオスピーカーにもできるのです!
10時間連続再生
一度の充電(約3.5時間)で最大10時間再生が可能です。充電にはMicro USBケーブルを使います。ケーブルは付属しますが、充電器は付属しません。スマホ用のチャージャーが流用可能ですが、4ポート出力のチャージャーを購入しておけば安心です。(スマホ、スピーカー、イヤホン、iPad を同時に充電出来ます)
↓このような4ポートチャージャーが便利。(モバイルバッテリー、チャージャーはアンカー製品が安心だと考えます)
充電しながらでも音楽再生が可能ですので、モバイルバッテリーでプレイすることが出来ます。
IPX7の防水性能
防水性能はIPX7です。規格で表現されてもわかりにくいのですが、水深1mに10分間沈めても大丈夫という能力です。お風呂にポチャリと落としてもOKです。(なるべく早く拾ってくださいね)
接続方法はBluetoothとAUX(有線)
Soundcore Motion Q はワイヤレススピーカーです。Bluetoothでの接続がメインです。Bluetoothの接続ができない機器との接続の為にAUXの入力がサポートされています。TVの音声やスマートスピーカーの音をSoundcore Motion Qで鳴らすことができます。
ただし、AUX用のケーブルは別途購入が必要です。↓アンカーで揃えるのも良いでしょう。
対応コーデックはSBCのみか?
仕様として明示されていないことから、対応しているコーデックはSBCのみのようです。AACやApt-x、LDACなどには対応していないと判断します。
サイズと重さ
サイズは約88 × 88 × 108mm。直径約9cmで高さが約11cmの円柱形状です。
重さは約416gで、iPhone 8(148g)の2.8台分です。
保証期間は18ヶ月
僕がアンカー製品を気に入っている理由の一つに、保証期間の長さがあります。
通常のメーカーの場合、製品保証期間は12ヶ月ですが、アンカー(Soundcore)では1.5倍の18ヶ月なのです。
サポートさんとのメールのやりとりは結構機械的な内容ですが、しっかりと交換対応をしてくれます。(何度か経験済み)
アウトドア向け
メーカーとしては、Soundcore Motion Q をアウトドア向けとして製品をアピールしています。
16W、360°、防水性能、コンパクトという点で確かにアウトドアがフィットします。アウトドアだけでなく、インドアユースでもしっかりと活躍するスピーカーです。
Soundcore Motion Q をチェック!
Soundcore Motion Qのパッケージは、Soundcoreらしいカッコイイデザインです。
Soundcore Motion Q 内容物
Soundcore Motion Q の内容物としては、Motion Q 本体、ストラップ、Micro USBケーブル、サポートの紹介、注意事項、取り扱い説明書です。
取り扱い説明書は日本語に対応し、図入りでわかりやすいです。
付属のMicro USBケーブルはANKERロゴが入っていて、品質としても安心できるケーブルです。
Soundcore Motion Q 外観
本体の大部分はファブリックで覆われています。質感としては好みなのですが、製品自体から少し匂いがします。しばらくすると、気にならなくなって来ました。
上面に操作パネルが配置されています。
操作パネル中央にステータスLED付きの電源ボタン、左右に音量プラス、マイナスボタン、上側にBluetoothボタン、下側に再生ボタンが配置されています。
ボタン | 動作 |
音量調節ボタン | 音量のアップ/ダウン |
多機能ボタン | 再生/一時停止、 × 2 次の曲へ × 3 前の曲へ 電話に出る/終了/通話を保留し、新規着信に出る/通話を、スピーカーとスマートフォン間で切り替える。 1s 電話を拒否/保留中の回線と通話中の回線を切り替える 2s Siri やその他音声認識ソフトの起動 |
電源ボタンは電源オンの場合、ポチッと押すだけで起動するのですが、電源オフの場合には長押しをする必要があります。この電源オフの長押しが少し面倒に感じます。
少し残念だったのは、この上面の操作パネルの質感が若干チープな印象だったこと。プラスチック感が高く、ここだけが軽い触り心地。毎度手に触れる部分だけにもう少し質感アップして欲しかった。
本体にはストラップホールが用意されています。
Soundcore Motion Qに付属しているストラップをスピーカーに取り付けます。
このストラップによってアウトドアで木の枝に取り付けたりすることが可能になります。
僕の場合にはバスルームに持っていく際に、着替えを手に持っていてもスピーカーのストラップをちょいと指に引っ掛けて持っていけるので結構便利なのです。
ストラップにより、設置の自由度が増し、また持ち運び方が柔軟になります。
↓本体下側にはラバーのカバーがあります。このカバーを外すとAUX入力と充電用のMicro USBポートがあります。
カバーはケーブルの邪魔にならないように、しっかり避けるように設計されています。また、IPX7の防水性能を実現するためなのでしょう。オーバースペックでは?と思うほどの厚みのカバーです。(水に対する安心感があります!)
底面には、製品名やシリアル、各種認証マークがプリントされています。もちろん技適マークもあります。
Soundcore mini 2 は底面がラバーなのですが、Soundcore Motion Qの底面は硬質で滑りやすい印象があります。実使用シーンでの影響は大きくないのですが、アウトドアなどで不安定な岩の上に置く場合に安定しにくい可能性があります。
Soundcore Motion Q の音質
Soundcore Motion Q は、360°サウンドなのですが、構造の都合上、耳を近づけて本体を回転させながら聴いていると、低音が強い部分と、そうではない箇所があることがわかります。ここは、Amazon Echo や SoundLink Revolve などの360°デザインとは明らかに作りが異なる為、致し方がない部分です。リスニングポジションがスピーカーに近い場合には、設置時に低音の出る面ではなくドライバーが設置されている面を自分に向けた方がキレの良い音を楽しめるでしょう。(具体的には 再生ボタン側を自分に向けるイメージです)
価格の差が激しい(5倍程度の価格差)ため比較するのはためらわれますが、Bose SoundLink Revolve と比較すると、Boseの方が良い音がします。Boseの方が音をしっかりと鳴らしている印象を受けます。ここはコストの違いを如実に感じるところです。
Boseのスピーカーとの差はあるものの、Soundcore Motion Q の音の印象は悪くありません。
「2つのパッシブラジエーター」や「BassUpテクノロジー」という言葉から低音が強そうな印象を持ちますが、心配するほどの低音は出ない という印象です。
先日購入したSoundcore mini 2と比較した場合には、Soundcore Motion Qの方が低音が出ます。特にベースの音が出て来ます。
Motion Q のサウンドは、個人的には、ちょうど良い、聴きやすい低音だと思います。
Soundcore mini 2 との比較では、Soundcore Motion Q のサウンドの方が好みです。
Soundcore Motion Q は買いか!?
Soundcore Motion Q は、コスパに優れたワイヤレススピーカーであり価格比で満足できると考えます。しかし、コストと用途を考えての選択が必要です。
音質重視なら Anker Soundcore 2
Ankerの製品でAnker Soundcore 2 という製品があります。こちらの方が音質的にはくっきり感があり、Motion Q より一段上の印象です。
360°サウンド、アウトドアユースにこだわらないのであれば、Anker Soundcore 2 が良いでしょう。(ただし、Anker Soundcore 2 は Soundcore ブランドでの新製品が出る可能性があるのでご注意を)
↓ Anker Soundcore 2 を紹介した記事はこちらです。
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アウトドアでは、ストラプや360°サウンドが役にたちます。また、Motion Q の価格、音質、使い勝手のトータルでの魅力はかなり高い存在です。
Amazonでのカスタマーレビューも良好で、オススメできるスピーカーです!