AirPods Proのイヤーチップをサードパーティー製に交換し音質向上やフィット感の向上が得られるのか!?今回、SpinFitさんよりAirPods Proに装着可能な「CP1025 & Adapter」をご提供いただき、試してみました!結論から書くと、SpinFit 「CP1025 & Adapter」を Apple AirPods Pro に装着してみたところ、耳穴へ浅くしか入らず緩い装着感となってしまい、僕の耳には合わず「使えない」と判断しました。しかし、この Adapter を使って「CP360」という別のイヤーチップを組み合わせたところ、フィット感も良く、純正のイヤーチップよりも音質もクリアになり、良かったので紹介します!
目次
SpinFit 「CP1025 & Adapter」を Apple AirPods Pro に装着してみる!
SpinFit 「CP1025 & Adapter」の良さは、サイズの豊富さ、シリコンの柔らかさによる長時間装着での不快感が抑えられる点です。
アップル純正のイヤーチップがS、L、Mのスリーサイズなのに対して、CP1025は S、L、M、ML(LとMの中間サイズ)の4サイズ展開です。
SpinFit 「CP1025 & Adapter」はサイズ別に販売されています。
サイズの目安はパッケージに書かれています。アップル純正イヤーチップでLを使っていれば、そのまま SpinFit 「CP1025 & Adapter」のLサイズをチョイスすればよいです。
SpinFit 「CP1025 & Adapter」はAirPods Proに対応したイヤーチップです。充電ケースにも余裕をもって格納が可能です。
さて試そう!と思って装着したところ、問題発生です!
SpinFit 「CP1025 & Adapter」を装着した Apple AirPods Pro は僕の耳穴の浅い所までしか入らず、実に緩い装着感なのです。
他の方のレビューでも同様な内容がありました。ステム長が足りない。まさに、その通りなのです。
僕の場合、CP1025は純正に比べてフィット感が悪化し、使う価値を感じられませんでした。
(ただし、この「高さが足りない問題」は後述する SpinFit CP360 との組み合わせで大きく改善されます!)
AirPods Proの純正イヤーチップLサイズの高さがざっくり7.6mm(自家測定なのでアバウト)なのに対して、SpinFit CP1025 の高さは 6.7mmしかありません。
この1mmの差が装着感に大きく影響しているようです。
イヤーチップのサイズって実にシビアですね!!
SpinFit 「CP1025 & Adapter」は、純正イヤーチップではサイズが合わない(MとLの間のサイズが欲しい)という方に、新たな選択肢としての価値はあります。
しかし、純正イヤーチップが2セットで 900円+税金 なのに対して、「CP1025 & Adapter」は 2セットで 1,650円(税込)と価格が高い点、そしてステム長(軸の長さ、高さ)が短すぎる点が問題です。
実は土台があれば SpinFit CP360 も使う事ができる!これがオススメ!
「CP1025 & Adapter」に付属しているアダプターは、同じSpinFit のCP360というチューブ内径が3.6 mmのモデルも装着可能です。(若干付けにくいのですが)
CP360は完全ワイヤレスイヤホン向けのイヤーチップです。
CP360のサイズを確認しましょう。僕はLサイズなので今回はLサイズ中心に確認します。
CP360 のLサイズでは、高さが8.5mm、直径が13mmになります。
CP360とCP1025とで寸法を比較すると以下の通りです。
CP1025 Lサイズ | CP360 Lサイズ | |
高さ | 6.7mm | 8.5mm |
直径 | 13mm | 13mm |
CP360は、CP1025よりも高さが高いのです。(Lサイズで+1.8mm)
この高さの違いが装着感に大きく影響します!
実際に試してみると、CP1025では寸足らずで使えない印象でしたが、CP360ならちょうどよいフィット感になりました。
純正のイヤーチップと比較すると圧迫感が無く、確かに長時間の装着が楽になります。
充電ケースへの収納は可能です。
ただし格納時にわずかにイヤーチップに力が加わっているように見受けられますが、問題のない範囲だと考えます。
ノイズキャンセリングは効いていますが、純正イヤーチップと比較するとノイズキャンセリング性能がわずかに下がっていると判断します。(デスクトップPCのファンの音がわずかに聞こえる)
純正のノイキャンが効き過ぎていると感じている方がノイキャンを弱めるために使ってもよいかもしれません。
サウンド面でも高域がクリアになり、低音にも締まりがでていると感じました。SpinFit のイヤーチップにした方が気持ちのよい音に近づく印象です。
イヤーチップによる機器比べは定量的に比較することが難しいのですが、CP360との組み合わせは試す価値がある組み合わせだと考えます。
ただし、CP360を Apple AirPods Proに装着するにはAirPods Pro用のアダプター(土台)が必要です。
CP360をAirPods Proで試すには、「CP1025 & Adapter」を購入した上で「CP360」を購入しなければなりません。正直、費用を考えるとこれはオススメし難いです。
過去に期待して「CP1025 & Adapter」を購入したものの高さが足りず失敗した!という方には「CP360」への投資をオススメしたい!
CP360であれば、他の完全ワイヤレスイヤホンへの流用も可能なので何かあっても十分に応用が効きます!
SpinFit スピンフィット CP360 完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーピース 医療用シリコンを採用 (L/Mサイズ各1ペア)
SpinFitのAirPods ProアダプターとCP360の組み合わせの注意点としては、以下の3点です。
・充電ケースへの格納時にイヤーチップ部分がわずかに窮屈な点
・アダプターへのCP360の装着に少しコツがいる点
・「CP1025 & Adapter」を購入し「CP360」を購入すると出費がかさむ点
今、AirPods Pro + Adapter(土台) + CP360(Lサイズ) で楽曲を聴いていますが「あれ? AirPods Pro、結構いいじゃん!」ってなっています!
AirPods Pro への SpinFit の装着、結構いいですよ!
いままで便利だけど音がイマイチであまり使っていなかったAirPods ProがSpinFitのおかげで生まれ変わり、レギュラーメンバーになりそうです!
▼ 高さ低めという問題はありますが 「CP1025 & Adapter」はこちら!
SpinFit スピンフィット CP1025 AirPodsPro専用 イヤーピース (Lサイズ2ペア/アダプター1ペア付)
▼ アダプターがあれば、CP360がオススメ!
SpinFit スピンフィット CP360 完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーピース 医療用シリコンを採用 (L/Mサイズ各1ペア)