4K(75fps)対応で超⾼画質!Android TV 10.0 を搭載したNebula by Anker 初のストリーミング端末「Nebula 4K Streaming Dongle」が発売されました!日ごろから Amazon Fire TV Stickシリーズ、Chromecast with Android TV といったストリーミングドングルを愛用していることもあり今回のNebulaの新製品を心待ちにしていました!!
今年の5月に開催された Anker Power Conference (APC) で紹介していただいてから、今か今かと発売を楽しみにしていたのです!!
今回は、製品の概要を紹介するとともに、実際の製品の外観や付属品などを中心に写真で紹介します。
レビュー執筆にあたり アンカー・ジャパン様より商品を提供していただきました。
目次
「Nebula 4K Streaming Dongle」製品の概要
以下プレスリリースを引用しながら、ポイントをマーキングしています。
最⼤の魅⼒は【超⾼画質な映像&臨場感溢れるサウンドの再現】と【Android TV 10.0 の搭載】。4K(75fps)かつ Ultra HD(以下 UHD)の⾼解像度出⼒に加え、HDR に対応することで⾼精細映像を鮮やかに再現し、滑らかで細かな描写を実現(※1)しました。⾳響⾯では Dolby® Digital Plus に対応し、ご⾃宅にいながらもまるで映画館のような迫⼒のステレオサウンドをお楽しみいただけます。
(※1) 4K、75fps、HDR に対応した映像機器を使⽤した場合
また、最新の Android TV 10.0 を搭載することで YouTube や Amazon Prime Video、Netflix,Hulu、Disney+、TVer、AbemaTV、DAZN を含む 7,000 以上のアプリが利⽤可能です。現在展開している Nebula製品のラインナップで最も多くのアプリに対応しており(※2)、本製品 1 つで無限⼤のエンターテインメントを提供致します。
(※2) 2021 年 10 ⽉ 6 ⽇現在
さらに、初めての⽅でも直感的に使える操作性の⾼さも魅⼒の⼀つ。Chromecast と Google アシスタントに対応し、お持ちのスマートフォンやタブレット端末と接続してのコンテンツの検索・再⽣や、リモコンでの⾳声操作が可能です。リモコンには YouTube、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+のアプリをワンタッチで表⽰可能な 4 つのショートカットボタンを設けており、思い⽴ったらすぐにエンターテインメントの世界に⼊り込めます。
リモコンのショートカットボタンのチョイスが Nebulaならではの内容!アマプラとNetflix、YouTubeのボタンが揃っているリモコンが欲しかったのですよ!
OS | Android TV 10.0 |
Googleアシスタント/Chromecast | サポート |
入出力端子 | HDMI 2.1 (付属ケーブル使用時)、Micro USB(本体への給電) |
RAM | 2GB |
ROM | 8GB |
入力 | 5V=1.5A |
消費電力 | 最大4W |
Wi-Fi | MIMO Wi-Fi (2.4GHz/5.0GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
ビデオデコード | HDR10 |
オーディオデコード | Dolby Digital Plus対応 |
ビデオフォーマット | H.265 10-bit 4K*2K@75fps, VP9 4K*2K @75fps, AVS2-P2 up to 4K*2K@75FPS, H.264 AVC 4K*2K@30fps, MPEG1/2/4 ASP, WMV/VC-1,AVS+, RealVideo8/9/10 |
ご注意 | リモコンでテレビの音量調整とHDMI切替機能ご利用の場合は、事前設定が必要となります。 |
ご注意 | Live channelアプリの利用には、ライブ配信のチャンネル設定が必要になります。 |
サイズ | 約6 x 6 x 2 cm |
重さ | 約37g(本体のみ) |
価格 | 8,980円 |
発売日 | 2021/10/6 |
給電がUSB-Cではなく、Micro USB!(基本的に取り外さないので問題はないのですが、少し残念)
今話題のDolby Atmosの対応については明記されていない点が気になるところ。(最後の方で確認結果を紹介します)
「Nebula 4K Streaming Dongle」外観について
「Nebula 4K Streaming Dongle」のセット内容・外観を紹介します。動作・画面などについては追って追加していきます!
セット内容は、Nebula 4K Streaming Dongle、リモコン (単 4 形電池×2) 、USB 充電器、Micro USB ケーブル、HDMI to micro-HDMI ケーブル、クイックスタートガイド です。
付属のUSBチャージャー(充電するわけではないのですが)は 5V 1.5A出力のモノ。
付属するUSBケーブルが面白い。USBチャージャーと本体は USB-A、Micro USBで接続する。さらに USB-Aの受けが分岐されている特殊なケーブルだ。
以前のデモ説明では、このUSB-Aの受けはUSBメモリーを接続してファイルから再生できるという事だった。その仕様が生きているのかは未確認。
HDMIケーブルは20cm強の長さのケーブルが付属する。片側が HDMI Micro で もう一方が HDMI A 。これで4K 60p の信号を通す。本体の設定の中にはキャリブレーションの項目も確認できた。ケーブルによって不都合がある場合にはキャリブレーションにより改善する可能性があるのかもしれません。(推測です)
本体は非常にコンパクト(6.5cm×6.5cm)で軽量(37g)。
そしてスリムです。
上側にはHDMI端子とステータスLED、そしてリセット穴があります。
下側にはMicro USB端子があります。
ケーブルを接続すると下の写真のようなイメージです。
リモコンはボタン数が多く、使いやすそう。
個人的には設定へのショートカットボタンが非常にうれしい!
設定にてTVメーカーを設定すると、Nebula 4K Streaming Dongle のリモコンのボタン操作でTV電源、入力切り換え、音量、ミュートの操作が可能になります。(先端の赤外線でTVへコマンドを出すようです)
リモコンの テレビアイコン、チャネル操作の上下ボタンは Nebula 4K Streaming Dongle 内の"チャネル"の操作に使う模様で、TVを操作することはできませんでした。(TVのチャネルが変えられると非常に便利なのですが!)
TVで地上波などを表示している時やTVがスタンバイの状態の時に、リモコンのホームボタンを押すと入力切り替えが働き、Nebula 4K Streaming Dongle の画面が表示されます。
面白いのは、4つのショートカットボタンのうち Netflixボタンのみホームボタンと同様の動作です。ボタンを押すだけですぐに Netflixを楽しむことができます!
Nebula 4K Streaming Dongle をすでに使い込んでいます。不満は一切なく、非常に動作良好です!!
Nebula 4K Streaming Dongle の Dolby ATMOS 対応状況
Nebula 4K Streaming Dongle が Dolby ATMOS に対応しているのかどうかについて興味のある方も多いかと思います。
今回、Netflixの契約をスタンダード→プレミアムにアップグレードし、Nebula 4K Streaming Dongle の Dolby ATMOS の対応状況について確認しました。
サウンドの設定の中には「Dolby Atmos in Dolby Digital Plus」という文字も見えました。「これはいけるぞ!!」と思ったのですが・・。
以下の接続で確認した場合に、Nebula 4K Streaming Dongle からの音声をサウンドバー側でどのような状態で受けているかのを調べました。(2021/10/08時点の確認) 使用したアプリは Amazon Prime Video および Netflix です。
確認結果としては以下の通りです。
Amazon Prime ビデオにおいてアプリ側でATMOSアイコンを表示し、サウンドバー側で Dolby ATMOSを認識しました。
Netflix においてはアプリ側では 5.1ch の表示(ATMOSではない)でサウンドバー側の表示では Dolby Surround DD+ でした。NetflixアプリではATMOSになりませんでした。NetflixはATMOS対応コンテンツも多いので、是非ATMOS対応していただきたいところ。(Chromecast with Google TV ではATMOSの表示を確認)
Nebula 4K Streaming Dongle | 【参考】Chromecast with Google TV | |
Amazon Prime アプリ 「Amazon Original シンデレラ」 音声 English | ATMOS / Dolby ATMOS DD+ を表示 | ATMOS / Dolby ATMOS DD+ を表示 |
Netflix アプリ 「イカ・ゲーム」 | 5.1 / Dolby Surround DD+の表示 | ATMOS / Dolby ATMOS DD+ を表示 |
(表内は アプリでの表示 / サウンドバーでの表示 で記載しています)
無理やり関連付けてしまうのですが、ATMOS対応せず、5.1chで留まっているのは 米国で販売されている 「Nebula Soundbar – Fire TV Edition」 の 仕様と似ています。(そっちはサウンドバー自体がATMOS対応していないためなのかもしれません。対応の状況については Netflixのこちらの表を参考にしました)
脱線しますが、JBLのサウンドバーは比較的価格が抑えられている商品でATMOSに対応。かつ文字で表示してくれるのでオススメです。(確認に役立ちます!)
正直なところ、個人的には映像における Dolby ATMOSの良さがあまり体験できていない状況です。これはサウンドシステムの環境やコンテンツにもよるのかな、と思っています。
また、音楽での対応状況についてはメーカーさんより以下の情報をいただいています。ご参考まで。
Nebula 4K Streaming Dongle の感想まとめ
Nebula 4K Streaming Dongle は、動作も軽快であり 4Kストリーミングデバイスとしてなかなか魅力的だと思いました!
ホーム画面からワンタッチでYouTube、Amazon Prime、Netflix が開けるデバイスは現時点で Nebula 4K Streaming Dongle だけです!
モニターとの相性なのかもしれませんが、なんとなく Chromecast with GoogleTVよりもキレイに見える気がします。(NetflixのFHDでの契約です。4kにアップグレードしてみなければ!)
*2021/10/7時点で、メニューの一部(Display、HDMI CEC、HDMI Cable Calibration)が日本語化されていないことを確認(Firm 10.1.25)。今後ローカライズ対応されていくものだと考えます。
モニターにつないで映像を楽しもう!
最新の4K TVの場合、NetflixやAmazon Prime Videoなどのアプリは組み込まれているでしょう。Nebula 4K Streaming Dongle はPCモニター(要HDMI端子)やプロジェクターでストリーミングを楽しむ際に非常に役立つデバイスです!
僕の場合、デスクトップPCについてなでいるモニターのHDMI端子にNebula 4K Streaming Dongle を接続し、ドラマを楽しんでいます。
パソコンでも観られるのですが、パソコンはオフにして、軽い存在感と操作しやすいリモコンで映像を楽しめるのです。(ファンの音がしないのがいい!!)
4KじゃないTVでも楽しめます!
また、"4K"という文字があるため、4K TVを持っていないと意味がないと思われがちです。
実は Nebula 4K Streaming Dongle は 4Kに対応していないFHD TVなどでも使えるのです!FHD対応のTVなどでもHDMI端子が搭載されていれば基本的に映るはず。(心配な場合はメーカーさんにご確認ください)
下のNebula 4K Streaming Dongle の解像度、フレームレートの設定にある映像信号にTVが対応していればNebula 4K Streaming Dongle で映像を楽しめるはずです。
1080iには対応していないようなので、HDMIに対応していてもかなり古いTVでは720p(HD)での表示になってしまう可能性はあります。
僕が保有している 2012年製造のSONYのフルHD対応TVでも Nebula 4K Streaming Dongle を楽しむ事ができました。(もちろん Nebula 4K Streaming Dongle の性能を出し切っていないのですが)
最近のTVではBluetoothに対応した機種も珍しくないそうですが、一昔前のTVとNebula 4K Streaming Dongle を接続して使う場合にはワイヤレスヘッドホンやイヤホンなどで音声を楽しむことができます!(ストリーミングサービス利用時)
Nebula 4K Streaming Dongle の登場により、ストリーミングドングルの選択肢が増えたのは非常にうれしいです!
Fire TV Stick系や Chromecast with GoogleTVなどと比較してストリーミングサービスを見る場合には性能としてはあまり変わらず、使いやすさや好みで選ぶ時代なのかな、と思います。
個人的にはかなり Nebula 4K Streaming Dongle が気に入っています!
特にリモコンのショートカットボタン(Amazon Prime Video、Netflix、YouTubeのボタン)が自分の使い方にマッチしている点と、リモコンに設定ボタンがあり、簡単に設定画面に移動できる点が最高です!(ヘッドホンのつなぎ変えなどで活躍します)
また、アンカーならではの最大24ヶ月の保証期間も魅力です!(詳しくは商品ページをチェック。AmazonのFire TV Stick 4K Max の保証は1年です)
▼ 「Chromecast with Google TV」のレビューはこちらです。