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「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のコンパニオンアプリについて
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を使うにはまず、コンパニオンアプリである「HUAWEI AI Life」アプリをスマホに入れる必要があります。この「HUAWEI AI Life」アプリでイヤホンのアップデートなどを行います。その他、コントロールのカスタマイズも可能であり、インストールは必須と考えましょう。
「HUAWEI AI Life」アプリは、iOSでは App Store からダウンロードできましたが、Android版のダウンロードは、パッケージに掲載されていたQRコードからダウンロードサイトに行く必要があります。Google Play Store からダウンロードしたアプリではないため、インストール時に警告が出ます。
この警告を乗り越えなければならないのは残念ながら一般的にハードルが高い。(非常に不安になるため、もう少しなんとかなるといいのですが…)

「HUAWEI AI Life」アプリでは以下の代表的な内容が可能で、これまで使ってみたところでは動作も安定しています。
- イヤホン・充電ケースのバッテリー残量表示
- 接続センター(Androidのみ)にて接続先の変更
- ノイズコントロール(ノイズキャンセリングのオンオフ、外部音取り込みの設定)
- サウンド効果(プリセットイコライザー)
- 音質設定(接続品質優先、音質を優先 の切り替え)
- ジェスチャー(コントロール)設定
- イヤホンの検索(イヤホンから音を鳴らして探す)
- イヤーチップの適合度テスト
- 製品の更新(ファームウェアアップデート)
- 設定(装着検出、低オーディオ遅延、充電ケース音 のオン・オフ)
Androidアプリでは「接続センター」が表示されイヤホンを接続するデバイスの切り替えが楽にできますが、iOS版アプリには「接続センター」がありません。
iOS版にも「接続センター」を対応してもらいたいです。
▼ Android版の画面。中央付近に「接続センター」があり、接続先をタップで変更できる。これはスマホ、タブレット、PCなど3機種以上に接続する場合は便利。

Bluetoothの接続については、他の機器と同様に簡単に接続できる。多くの方にとってハードルは低い。(他のイヤホンと同じです)
低音から高音までしっかり再現してくれる!
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」の音はなかなか良い。低音もしっかりと出るし、高音もキラリとした輝きを持って再現される。
LDACに対応したAndroid機などと接続すればビットレートの高くハイレゾ相当である LDAC を使うことができる。

プリセットのイコライザー(サウンド効果、EQ効果)では、変化に富んだ設定が用意されており、さまざまな音色に変わる。それだけドライバーの表現力が高いとも言える。

デフォルトのEQ効果でも十分だが、個人的な好みでは「高音強調」。キレイに音が鳴ってくれる。
そのほか「低音強調」「音声」「交響曲」「Hi-Fiライブ」が用意されている。好みやシーンに応じて変えてみるとよいだろう。
もちろんカスタムEQ(カスタムサウンド効果)も用意されており、自分好みのチューニングが可能だ。
ANC性能は十分。周囲音取り込みが実に自然!オープンイヤータイプに匹敵。
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」でパワーアップされたANC性能。個人的には必要十分だし、実用的なレベルだと感じた。
ANCは他のイヤホンと同様、全くの無音にはならず、わずかに人の声などを通す。耳に違和感もなく、使いやすいANCという印象。
ノイズコントロールとして[ノイズキャンセリング]、[オフ]、[外部音取り込み]がある。

[ノイズキャンセリング]の中には細かなモードがあり、ウルトラ、標準、くつろぎ、ダイナミック(自動で調整)の4種類のモードがある。
ノイズキャンセリングが苦手な方で、それでもANCで騒音を低減させたい場合には、「くつろぎ」を試してみるのも良いだろう。
私が最も「良い!」と感じたのは[外音取り込み]の機能。当然多くのイヤホンに搭載されている機能ですが、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」の外音取り込みは実に自然で、周囲の音が遅延なく聞こえるのです!
外音取り込みにしていても楽曲の再現具合は変わらず、細かなところまで聞こえ、周囲を確認しながら音楽を楽しむことができます。
骨伝導イヤホンやオープンイヤー式イヤホンに匹敵する聴こえ具合という印象です。これはかなりイイ!!
操作性が非常によい!
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は窪みデザインのコントロール部を持つ。イヤホンのスティック部分をつまんだり(ピンチ)、スワイプして操作するが、誤操作は少なく、ほぼ確実に設定変更の操作ができる。(感覚的には Apple AirPods系の操作感に似ている)
また、操作内容に対する設定変更も直感的にわかりやすい。(ピンチ1回で再生/一時停止、ピンチ2回で次の曲を再生、ロングピンチでANC設定切り替え、上下スワイプで音量変更など)
Windows PCと接続していても イヤホン本体での操作によりアプリなしで ANCの切り替えなどが可能でした。
ワイヤレス充電も可能で、ワイヤレス充電パッドがあれば充電ケースをパッドに置くだけで充電できるのも魅力的です。
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」レビューまとめ
以上「HUAWEI FreeBuds Pro 3」について紹介してきました。
通常価格 28,800円と決して安くはない価格ですが、それに見合ったデザイン、質感、音質、使いやすさを持ったANC対応ワイヤレスイヤホンだと考えます。
もう少し金額をプラスすればポピュラーでメジャーなブランドの上位モデルが購入できることもあり、あえてHUAWEIを選ぶ理由は見つけにくいかもしれません。
それでも一度、eイヤホンなどの実店舗にて音質、ANC性能を確認した上で費用対効果を検討してみて欲しい!と思える完全ワイヤレスイヤホンです。
個人的には、操作のしやすさ、常用できるレベルで自然な周囲音取り込みの使いやすさ、音の再現性が良いと感じました。結構好きですよ。
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