国立新美術館で開催されている、草間彌生展 「わが永遠の魂」 に行ってきました!草間彌生さんについて詳しく知っているわけでありませんでしたが、会場の空間も素晴らしく、楽しい展覧会でした!
目次
開催概要 会期は5/22まで!
展覧会名:草間彌生 わが永遠の魂
会期:2017年2月22日(水)〜 5月22日(月)
*毎週火曜日休館 ※5月2日(火)は開館
開館時間:10:00 - 18:00 金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
※4月29日(土)~5月7日(日)は毎日20:00まで開館
会場:国立新美術館 企画展示室1E【東京・六本木】
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
草間彌生展のオフィシャルサイトはこちらです。
チケットは事前購入が吉
草間彌生展の当日 一般の料金は、1,600円です。
当日券を会場で購入する場合には、非常に待たされます。チケットはスマホなどでも事前購入ができますので検討しましょう。公式のチケットページを参照願います。
比較的会場に近いセブンイレブンでも発券が可能なはずです。(手数料がかかる場合があるそうです・・このあたりがよく分からない・・)
前売り券相当の価格で購入するなら、チケットショップ 大黒屋さんなどでもチケットを扱っています。こちらで在庫をチェックしましょう。(3/22時点で六本木店に在庫があるようです。六本木から歩くのであれば立ち寄りましょう!)
2017/3/28 はキッズデー!
火曜日は閉館日なのですが、3/28 (火)は特別に草間彌生展のみキッズデーとして開場されます。キッズデーの対象は中学生以下のお子様および高校生以上の保護者 という事です。入場の制限があるのかは明確になっていませんが、お子様と保護者の組み合わせを満たせていれば入場(保護者はチケットが必要)できるのではないでしょうか?
子どもは春休み期間ですので、子どもと保護者の予定があれば、草間彌生展へGO!でしょう。(中学生以下は入場無料です)
ベビーカーでの入場もできますし、途中退場、再入場も可能です。
さらに、お子様には特製「草間彌生缶バッジ」が数量限定でプレゼントされます!
この日が狙い目なのかは微妙なところではありますが、特別な日に行ってみるのもいいでしょう!
平日であることと、子ども連れという条件に、またミュシャ展は見られない事から、入場者は比較的少ないのかな?とも思います。(特別にチケットが安いわけでもありませんし・・)
物販なども購入しやすいかもしれませんね。
当日、行かれた方がおられましたら、コメントしていただけると助かります!
草間彌生展 混雑状況
券売待ち時間 50分のケースも
ミュシャ展も同時に開催されている影響もあり、国立新美術館の発券所は非常に混雑しています。上でも書きましたが、来場前にチケットを購入しておいた方がいいです。
券が買えるまでの時間については、国立新美術館のツイッターアカウント、@NACT_PR にて積極的にツイートされています。(券売所が共通のため、草間彌生展もミュシャ展も同じ待ち時間です)
草間彌生展 ただいまの入場待ち時間は10分です。(10:45現在)
券売待ち時間は50分です。(10:45現在)— 国立新美術館 NACT (@NACT_PR) March 20, 2017
上記の例のように、券を買うために50分間並ぶのは勿体無いです。チケットの事前入手がオススメです。
前売りなどでチケットを購入済みであれば、会場まで進めます。
入場待ちは 10分程度
開場時間付近は待ち列ができますが、その後は10分待ち程度で草間彌生展に入場できます。
僕は、3月20日(祝日)の午後13時頃に行きましたが ↓ このような位置で、10分程度で入場できました。開場待ちの緊迫した列と比較すると、かなりゆるい印象です。
↓ 僕が入場する頃の 国立新美術館のツイートです。
草間彌生展 ただいまの入場待ち時間は10分です。(12:20現在)
券売待ち時間は30分です。(12:20現在)— 国立新美術館 NACT (@NACT_PR) March 20, 2017
会場内にはそれなりに人は多い。しかし、パニックになるほどではない
確かに草間彌生展の会場内には人が沢山入場されていました。しかし ↓このような会場内なので、「うわー人が多くてどうにもならない!」というレベルではありません。
「会場内は混雑しています」というツイートのパターンもありますが、上記写真の時間帯のツイートでは、「混雑」という文字はありませんでしたので、空いている状況なのかもしれません。
物販コーナーはレジ待ち 40分
展示そのものよりも大変なのが、草間彌生展の物販コーナーでした。
支払いのためにレジに40分並ぶって・・さすがにオペレーション悪すぎではないでしょうか? レジ台数を倍増させるべきです。できれば、ツイートにレジの待ち時間も入れてもらえると嬉しいかもしれません。
草間彌生展に行く事前準備として入場チケットを用意できていれば、若干の混雑はあるものの楽しめる展覧会です!
音声ガイド 草間彌生さんご本人を好きなら借りるべし!
草間彌生展の音声ガイドの価格は 550円です。
草間彌生本人が創作にかける想いや制作秘話を語ります。
自作詩の朗読も聴くことが出来る豪華版。
収録時間は約35分。トラック数が18。ナレーターは土田 大さん。草間彌生ご本人の語りや歌もかなり入っています。
草間彌生先生を本当にリスペクトされているのであれば、借りた方がいいでしょう。ライトなファンであれば、借りる必要は無いかもしれません。
それほど情報として深堀りされているわけでもなく、インタビューによる音声や草間彌生さんによる詩の朗読、歌などが繰り広げられています。The そうじろう としての感想は、「音声ガイド界のアバンギャルド」という存在でした。
正直なところ語りが長い!という印象で、もっとテンポよく各作品やその背景について掘り下げて欲しかったです。(そうは言っても、草間彌生ご本人の口から語られる、病室からアトリエに向かって、また病室へ戻るという内容など、非常に印象に残りました)
場内での撮影は基本禁止 一部エリアで可能!
今回のメインとも言える、連作「わが永遠の魂」のエリア、ロビーのオブリタレーションルーム、そして屋外展示については携帯電話での撮影が可能です。草間彌生展の会場面積で考えると半分以上が撮影可能です。
携帯電話といいつつ、タブレットで撮影する方も・・フラッシュ、三脚、自撮り棒、ビデオはNGです。
撮影可能エリア1「わが永遠の魂」
草間彌生展に置いて、最も大きなスペースの「わが永遠の魂」。ここが撮影可能です。
撮影可能エリア2:オブリタレーションルーム
草間彌生展の入り口前に設けられた小部屋です。入り口でカラフルな丸が複数あるシールを受け取り、受け取ったシールを自分の好きな位置に貼る事ができます。
撮影可能エリア3:屋外展示
屋外展示については、3つあります。
一つは、「木に登った水玉 2017」です。建物周辺の木が水玉で飾られています。
わかりにくい(目立たない)場所にあるのが「ナルシスの庭」です。
写している僕が必ず写り込んでしまう、「ナルシスの庭」です。
そして、大きな「南瓜」です。
草間彌生展 「わが永遠の魂」 展示構成
草間彌生展の入場直後には、大きな富士山の絵(生命は限りもなく、宇宙に燃え上って行く時)があり、圧倒されます。
↓写真撮影ができませんでしたので、代わりに蛭子能収の富士山を載せておきます(ファンの方に怒られそう!ゴメンなさい!)
草間彌生展の会場中央の大きなスペース(1)において、連作「わが永遠の魂」が展示されています。
非常に大きなスペースがカラフルに彩られていて、部屋に入った瞬間にテンションが上がります!思わず「ふわぁ〜!!」と声が漏れてしまいます。草間彌生の世界です!
この場所は撮影が可能です。撮影許可になると、作品を見るよりも撮影に注意がいってしまい、ちょっと集中できないというデメリットはあります。
その後、周囲の展示を回って見ていきます。
2 初期作品
3 ニューヨーク時代
4 21世紀の草間彌生
5 帰国後の作品
と続いていきます。
草間彌生の一生に近い形で、草間彌生ご本人、そして作品を楽しめる展覧会です。
草間彌生展 所用時間は 目安 1時間
興味の度合いによりますが、僕の場合には音声ガイド付きでの鑑賞で約1時間でした。
作品名を細かくチェックして、絵と対峙するように見学すると、もっともっと時間がかかるでしょう。
物販でグッズを購入するのであれば、さらに時間が必要です。
The そうじろう 的見所
草間彌生展の展示は素晴らしい!その中で The そうじろう として気になった、草間彌生展のポイント、注目して欲しいポイントを独自視点で紹介します!
意外に顔認識するのが面白い!
僕は iPhone 7 を使っています。会場内で撮影しようとすると顔認識するのが面白かったです。
iPhoneが顔だと認識する”何か”を草間彌生の描く人物の顔は持っているということですね!(iPhoneの顔認識が甘いような・・)
ご本人のサイン探しも楽しい!
展示物への草間彌生のサインをチェックするのも楽しいです。↓このようなサインが入っています!
意外にシンプルな署名でした。
作品を撮影する時には、タイトルも撮影しておいた方がいい
撮影時のポイントになると思いますが、作品だけでなく、その作品のタイトルも撮影しておきましょう。作品はタイトルとセットです。後から作品名を思い出せるようにするためにタイトルを撮影しておきます。
また、「わが永遠の魂」においては基本的にカンヴァスが正方なので、撮影モードをスクエアにした方が収まりよく撮影できます。
↓作品タイトルも撮影しておきます!
絵だけを見ていても感じるところがあるのですが、やはりタイトルと合わせて楽しみたいですね!
初期作品では10歳時の作品に注目!
大きなスペースでカラフルに展示されている「わが永遠の魂」の展示から「初期作品」の展示室に入るとガラリと雰囲気が変わります。ここでは、草間彌生が10歳の時に書いた作品を忘れずに鑑賞してもらいたい。
壁に展示されている絵画に視線が行きがちですが、このスペースで最も重要なのは、この10歳の草間彌生が描いた作品だと思います!片側は草間彌生の母親、もう一方は部屋の中が描かれています。驚いたのは、この頃からドットが描かれている事でした!
ニューヨーク時代では巻物状の作品に注目!
続いて草間彌生のニューヨーク時代に入ります。ある作品は「パシフィックオーション」というような作品名ですが、その他は、No.WhiteA.Z.、No.B White などのNo.シリーズです。ここでは、ドットの反復が白や赤で描かれています。見ていると、このドットがどのように描かれているのかが気になってきます。
そのような展示の中、床に近いところに帯状の作品が展示されています。(足元注意!)
この作品の右端に注目すると、カンヴァス、その上に背景の黒、そしてホワイトのドットが重ねられている事が理解できます。是非端っこに注目して欲しいです。
非常に気まずい雰囲気になる The Man
草間彌生については、ドット柄と南瓜しか知らなかった The そうじろうです。ニューヨーク時代の後半にある「The Man」には驚きました。
子連れのお客さんも結構多いのですが・・・。
The そうじろう も展示を見て、「ん!? こ、これは!?も、もしやアレではないのか!?」と目を疑いました。そしてタイトルと見ると「The Man」・・・。
そうだよね・・。そういう事だよね・・・。
子連れだとどうでしょうね・・子供から「ねぇ、これなあに!?」なんて問われたりするのでしょうか・・。
音声ガイドでもしっかりと男◯器と言っていました。
屋外展示なども忘れずに鑑賞しましょう!
今回の草間彌生展では、場外の展示があるのも特徴です。
入場前や、物販コーナーから出たところにあるオブリタレーションルームは見つけやすく、忘れずに見学できるでしょう。
ここでは草間彌生展のチケットを見せると、まる型のシールをいただけます。
誰しもこのシールを持って帰りたいと思うはずですが、このシールは出口で回収されてしまうのです。
せっかくなので、しっかりと貼りましょう。
中には自分にシールを貼り付けて記念写真を撮る人もおられました。(いいアイディアですね!)
忘れてはいけない!ナルシスの庭
最も忘れられがちなのが、↓この「ナルシスの庭」でしょう。
せっかくですから外で写真撮影をするといいです。
球体に自分が写り込んでしまうので、勝手に自撮りになりますね。
屋外の南瓜は無料で楽しめます
屋外の南瓜は、草間彌生展のチケットが無くても楽しめます。
乃木坂駅の近くの券売所裏に展示されています。本体横には十分大きな穴がありますが・・
中に入らない事!
乃木坂駅利用者は注意!「木に登った水玉 2017」を見逃すな!
屋外の随所に、「木に登った水玉 2017」があります。乃木坂駅から駅直通で来た場合には見ずに帰ってしまう場合もありそうです。
↓ このように、展覧会の看板と一緒に撮影するのもいいですね!(お気に入りです)
物販について紹介!
↓ こちらが 草間彌生展 わが永遠の魂 で販売されているオリジナルグッズの一覧です。
どうせなら、草間彌生的なカツラを売ってもらって、それを頭に乗せて見学したいところでした!
ポストカード
ポストカードにしては珍しく、横長です。「生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時」 300円です。ちょっと安く感じます。
その他の小さめなポストカードは200円でした。
紅茶缶 1,110円
紅茶缶は、草間彌生テイストのカンが非常にカワイイです!
クリアファイル 400円
クリアファイルは400円でした。
缶バッジ 500円
少し割高な感じがしますが、缶バッジ 500円です。しかし、実際の表面の手触りはマットな感じで、単なる缶バッジとは一線を画す出来栄えです。
そして、ステマ(いや、マステ)!
グッズの定番、マスキングテープも用意されていました。草間彌生の富士山のマステなど種類も豊富です。
どうやら 4種類が揃っているようです。
感想とまとめ
The そうじろう としては、草間彌生について知識がほとんどない状態での見学でした。
しかし、初っ端の展示からかなりテンションがあがりました!
草間彌生のキャリアそのものをたっぷりと堪能でき、オススメです!
まとめますと・・
- 草間彌生展は、ある程度混雑していても大丈夫そう
- 音声ガイドは、熱心なファンのみ必須
- 小学生の頃の作品は要確認
- 屋外展示作品を忘れずにチェック
- チケットは事前購入を!
- 勘の良いお子さまとの見学では気まずいシーンも・・
関連図書
草間彌生に関して、今回の展覧会に合わせて発刊された書籍類を紹介します。
本当は、草間彌生トランプ付きのエルジャポンがオススメなのですが既にプレミアム価格でしか買えない模様
関連イベント
東京都写真美術館において、草間彌生さんの映画が上映されています。4/21までの限定です。
『≒草間彌生 わたし大好き』草間彌生 唯一のドキュメンタリー映画
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/movie-2792.html
映画の監督である、松本貴子監督による舞台挨拶も予定されています。
2017年4月8日(土) 15:15の回上映後
2017年4月9日(日) 15:15の回上映後
【登壇者】松本貴子監督(予定)