クラシカルなたたずまいのZマウントFX短焦点「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」を購入しました。28mm f/2.8(SP)は Z fc とキット販売。その後通常版の「NIKKOR Z 28mm f/2.8」(こちらの方が少し安い)が発売。所有しているZボディは Z 6、Z 50、Z 30。Z fc のようなヘリテージデザインのカメラは持っていないのですが、このデザインに惚れて購入。
この記事では「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」の感想をレビュー紹介していきます!
▼ 今回紹介する商品はこちら!
「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」
目次
「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」購入の経緯
「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」が欲しくなってしまった直接の原因は、4年ぶりにリアル開催された CP+ 2023に行ってしまった事。
ニコンブースの「N リビング」では発売が近いニコン Z fc を猛烈にアピール。その場で行われていたトークセッションでは「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)で撮影しました」「おすすめのレンズは・・」という形で「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」を猛烈にアピール。
「こんなおしゃれなテーブルフォトが撮れるなら・・」と物欲マジックがかかってしまいました。
レンズを購入すれば、映え写真が撮れるわけではないのは重々承知。
ペンタ部の無い Z 30 に「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」を装着して撮影したい!と考えたのです。
Z 関連所有機材は以下の通り。
保有ボディ
- Nikon Z 6
- Nikon Z 50
- Nikon Z 30
保有Zレンズ
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR × 2
- NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
- NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
- NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
これらの機材を中心にブログ関連の撮影、動画の撮影、取材をこなしています。(他にもGoProなども使います)
ブログ用の物撮りは Z 6 + MC 50 でほとんどを撮影。これにスピードライト(フラッシュ)の SB-700 + 適当なLED照明を組み合わせています。
この2023年3月に購入するなら、普通は新発売の小型・軽量のパンケーキレンズ「NIKKOR Z 26mm f/2.8」を買うと思うのですが、ヘリテージデザインが気に入ってしまったので仕方がないですよね。(まぁ、価格的な問題も…)
「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」は、DX(APS-C)系のボディである Z 50、Z 30 に付ければ35mmフィルム換算の焦点距離が42mm相当。 f/2.8 の明るさによりさまざまな場所で使えそうです!
手ブレ補正を内蔵していないため、ボディ内でブレ補正に対応していない Z 50、Z 30、Z fc で使う際にはしっかり構えないと・・という点には要注意。
型式 | ニコン Z マウント |
焦点距離 | 28mm |
最大口径比 | 1:2.8 |
レンズ構成 | 8群9枚(非球面レンズ2枚) |
画角 | 75°(撮像範囲FX) 53°(撮像範囲DX) |
ピント合わせ | マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式 |
最短撮影距離 | 撮像面から0.19m |
最大撮影倍率 | 0.2倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
最大絞り | f/2.8 |
最小絞り | f/16 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 52mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約71.5mm(最大径)×43mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約160g |
付属品 | レンズキャップ52mm LC-52B(スプリング式)、 裏ぶた LF-N1 |
▼ いろいろレンズ名を出してしまったが、今回紹介している商品はこちらの「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」。(念のため)
「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」の実機をチェック
それでは購入した を早速開封チェックしていきましょう。
レンズキャップ、リヤキャップが取り付けられたレンズ本体、使用説明書、保証書です。
このクラシカルな佇まい!ホント、カッコイイ!
レンズキャップを外します。
▼ リング状のモノが三つあります。この中で回転するのは前玉よりの(最も前方の)リングのみです。
AI Nikkor 28mm f/2.8S であれば、シルバー部分が絞り環になりますが、この「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)」では飾りです。
▼ 雰囲気、いいよねぇ~。
▼ 前玉はかなり小さい。やや奥まっていることもあり、レンズに傷が付く心配はあまりないかもしれません。(が、心配)
▼ レンズのマウント側。プラマウントです。
ニコンのFマウントのデジタル一眼レフでもプラスチックマウントのレンズはよく使っていたため「プラだからダメ」という感覚」はなく、気にしていません。
▼ Z 50 購入時のキットレンズ NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR のマウントと比較すると、16-50の方はマウントにネジがありませんが、NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)の方は4点ネジ止めされています。
今回観察してみて、約3年使用したとはいえ、16-50のマウントが結構荒れているのは気になりました・・。(さほどレンズ交換の回数が多いとは思わないのですが・・)
▼ 早速、ニコン Z 30 に「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)」を装着!
Zのマウント系の大きさが Z 30 に対して大き過ぎるひともあり、レンズの存在感がすごい。
▼ 個人的には、現代のニコンボディとレトロデザイン(ヘリテージデザイン)との組み合わせがかなり気に入っています!
▼ 上からみたところ。いいですね!
▼ 16-50 を装着した Z 50 と記念写真。
▼ NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR レンズキャップ(46mm)よりも、「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)」のレンズキャップが大きめ(52mm)です。52mmの方が大きめなので、存在感があり失くしにくいかもしれません。
▼ あまりこの組み合わせはありませんが、スピードライト SB-700 も装着してみました。
▼ スタイルとしては、ペンタ(EVF)のある Z50の方がしっくりきます。
▼ Z 6 に 「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)」を装着。かなり安定感があります。
▼ ヤシカコンタックスマウントのレンズ+アダプターを装着したZ50と「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)」を装着した Z6。クラシカルで良い!
「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)」を実際使ってみてどう?
「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)」を使ってみた感想を簡単に紹介します。
- スタイルが良い!
- 撮影時の繰り出しが不要なのがよい!
- コントロールリングが操作しやすい!
- F2.8 で明るい!
- 手ごろな価格!
- デザイン的に ニコン Z の味変要素としてよい!
マイナスポイントとしては、以下の通りです。
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR (約135g)よりも重い(約155g)
- 手ブレ補正(VR)非対応
- 純正フードが無い(後述)
「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)」はヘリテージデザインを楽しむニッコールZレンズ。
ちょっと気分転換を~という方におすすめです!
悩ましい「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」フード問題
個人的にレンズ面の保護はプロテクターよりもフードで、と考えています。
しかし「NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)」には純正のフードが用意されていません。
旧製品の純正フード「HN-2」であれば「AI Nikkor 28mm f/2.8S」に対応しているため、使えるハズですが市中在庫はなさそう。
サードパーティー製のフードを購入する必要があります。
安く手に入るHAKUBAのメタルフードは50mmレンズ用でNG。
アマゾンで人気の「F-Foto HF-52」が定番のようです。
安い商品であれば、HN-2互換の「Pixco HN-2」もアリかもしれません。
(しっかりとニコン Z 28mm f/2.8 SE, 40mm f/2 対応を明記している「F-Foto HF-52」の方が安心ですが)
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「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」