複数のスピーカーを自由に構成可能
Tivoli Audio ARTコレクションのキモは「Wi-Fi対応」と「アプリ」です。僕には詳しい理屈はわかりませんが、現代の魔法使いの力で非常に便利に使えるようになっています。
スピーカーがWi-Fi機能をサポートしており、家庭内の無線ネットワークに参加するのです。そのスピーカーをアプリでコントロールできます。ネットワーク上のどのスピーカーをグループにするのか、どのグループで、何の楽曲を鳴らすのかをコントロール出来るのです。
Tivoli Audio ARTコレクションのスピーカーは1台だけで使ってもいいし、2台購入して広がりのあるステレオにも出来ます。さらに、3台、5台、6台 と増やしていってもいいのです。
例:2台購入した場合
Tivoli Audio CUBEとORB の2機種を購入した場合を例として紹介します。
スピーカーを2台購入した場合には、2部屋にそれぞれ設置するケースと1つの部屋にステレオで設置するケースが考えられます。どちらのケースでもアプリを使って簡単に設定できます。
「Tivoli Audio Wireless」アプリをインストール
インストールするのは「Tivoli Audio Wireless」アプリです。検索してインストールしましょう。
スピーカーをWi-Fiに接続する
アプリがインストール出来たら、アプリを使って 2台の スピーカー を家庭内の Wi-Fi に接続します。
↓Wi-Fi設定については、こちらの公式動画が非常に参考になります。(Android用はこちら)
*動画で紹介されているアプリが古いようで、実際の画面と若干デザインが異なります。
グループを作成する
スピーカーがWi-Fiに接続できたら、サウンドグループ(Soundgroup)を作成します。グループには、わかりやすい名前をつけましょう。
注意しなければならないのは、スピーカーが一台であっても一台でのグループ作成が必要な点です。グループを作成しないと Wi-Fiでの再生が出来ないのでご注意を。
グループの中の一台が「マスター」になります。グループへ一番先に登録したスピーカーがマスターになります。
[パターン1]
↓ 1つのグループ(グループ名リビング)に2台を登録した場合の例。ORBを左スピーカーに、CUBEを右スピーカーになるように設定しました。
[パターン2]
↓ スピーカーを一台ずつグループに登録した場合の例。
グループの設定は簡単に削除、再構築が可能です。このあたりのシステムの組みやすさは特筆すべきものがあります。
Wi-Fiの接続とグループの設定が終われば、後はスマホ内の楽曲や Spotify のプレイリストを存分に楽しみましょう!
Wi-Fiでできること
「Wi-Fi接続の場合に、実はできることって少ないんじゃないの?」と思うかもしれません。
Tivoli Audio ARTコレクションのWi-Fi接続でできること。(2018/3/10現在)
- スマホの中の楽曲を流せます
- Spotifyの楽曲を流せます(要Premiumアカウント)
- インターネットラジオ TuneIn を流せます
Deezerについては日本でのサービスが開始されていたので試してみたのですが、うまく動作しませんでした。今後の対応に期待です。
Spotifyの有料会員になると、Spotify + スマホ内の楽曲とでほとんどのシーンをカバーできるようになってしまいます。しかし Apple Music や Line Music のような Spotify以外のサービスを使っている場合には、Tivoli Audio のWi-Fi接続では使用シーンが限られる、という方も多いでしょう。
その場合には Bluetooth接続でカバーできます。
Bluetooth接続でも使えます。
Tivoli Audio ARTシリーズは、多くのワイヤレススピーカーと同じようにBluetoothでも接続可能です。
例えば radiko のようなアプリの場合には Wi-Fi経由でスピーカーに対してストリーミングすることが出来ません。そのような場合にはBluetooth接続に切り替えます。
Bluetooth でスマホとスビーカーとをペアリングしておけば、アプリの音楽ソースの選択画面から BluetoothをオンすることでスマホとBluetooth接続でき、通常のBluetoothスピーカーのように使うことができます。
さらにマスターのスピーカーがWi-Fi経由で同じグループのスピーカーに楽曲データを転送してくれるため、Bluetooth接続でもグループは有効なのです。(Bluetooth over Wi-Fiモード)
Bluetooth接続の場合には、音量が「スマホの音量+アプリの音量」となります。Wi-Fi接続での音量設定とは異なるため若干の注意が必要です。
→ 次ページでは Tivoli Audio ARTコレクション の主要スピーカーについて紹介しています。