他の機器の音楽ソースを光デジタル入力する場合には ConX。
スマホ以外に光デジタル出力を持つ機器から楽曲を流したい場合には ConX の出番です。
ConXはスピーカーではないのですが、アプリからはスピーカーと同じようにグループに登録出来るのです。ConXをグループのマスターにし、スピーカーを追加すれば光デジタルからの入力をグループ内のスピーカーから鳴らす事ができます。
ConXは 12,800円(税抜)でかなり使える機器です。
ConXへの入力の種類としては以下の三通り。
- 光デジタル入力 → ConX(ConXのみ)
- 3.5mmアナログ入力 → ConX
入力ではないのですが、スマホ(Wi-Fi) → ConX、他のTivoli Audio ARTコレクションスピーカー(Wi-Fi) → ConX といったスピーカーと同様なWi-Fiによるデータ転送もサポートします。
ConXからの出力としては以下の二つ。同時に出力可能です。
- ConX → Wi-Fi(グループへ)
- ConX → 3.5mm アナログ出力(ConXのみ)
Tivoli Audio ARTコレクションのスピーカーに対してConXが持っていないのは、スピーカー部とBluetooth機能です。
ConXがあれば出来る事は、光デジタル入力をTivoli Audio ARTコレクションに追加する事。そして、ConXからのアナログ出力にスピーカーを接続すればWi-Fiに対応していないスビーカーからも音を鳴らせる事です。(通常のスピーカーのWi-Fi化が可能。こちらが詳しいです)
ConXは非常に軽量で、コンパクトです。
電源の入力は ConX のみ Micro USB 5V 1.0A で駆動が可能です。Micro USB のケーブルが使えるのは少し嬉しいです。
ConXをグループのマスターにした場合、ソースに"ConX"が現れます。
ソースとして ConX を選択すると、光デジタルまたはアナログ入力(LINE IN)がサウンドグループのソース音源となり、同じグループに登録されているスピーカーおよびLINE OUTから音が出力されます。
ConXとTVとを接続して使う事も考えられますが、試して見たところ映像に対して2秒弱のディレイが発生するようで(時間は感覚的な数値です)正直なところ、テレビ等の映像の音声出力として使うのは難しいようです。
映像に対するディレイはあるものの、光デジタル入力やLINE OUTによるアナログ出力による非対応スピーカーのWi-Fi対応ができるなど、なかなかスグレモノの Tivoli Audio ConX です。
ConXの取り扱い説明書はオンラインで確認出来ます。やりたい事が実現できるかを購入前に確認した方が安全です。(ConX説明書)
もっと低音を!という場合には Model SUBを追加。
システムとしてもっと体で感じられるような低音を!という場合にはModel SUBを追加すると良いでしょう。Model SUBについては自分の環境で試していないのですが、スタイリッシュなウーハーです。基本機能についてはここまでで説明してきたスピーカーと同様です。
Model SUBも、ムチャムチャモノとしてカッコイイです。
Tivoli Audio ARTコレクションは、構成の自由度が高く、徐々にステップアップできるのが嬉しいところです。
「とりあえずスピーカーを一台…」という買い方もいいのですが、実際に後日買い足すか、というと、なかなか後で追加購入というのも難しいのではないでしょうか?
はじめにまとめて購入してしまわないと、後からではナカナカお財布の口が開かないものです。(これまでに何度か経験済み)
個人的には、初期投資で欲しいモノを思い切って揃えてしまった方がいいと考えています。
→ 次ページでは Tivoli Audio ARTコレクション の音質とまとめについて紹介しています。(次がラストです)