Anker より Dolby AtmosⓇ対応サウンドバー「Soundcore Infini Pro」が発売されました!!早速試してみましたのでレポートします!!
「Soundcore Infini Pro」は、かなり広がりあるサウンドが得られる印象でスマホからの楽曲再生も楽しみになるサウンドバーです!
今回、メーカー様よりレビュー用の製品を提供していただいています!
目次
「Soundcore Infini Pro」。まずは開梱!
「Soundcore Infini Pro」のボックスサイズは、長さ約95cm。かなり長い!この大きさ、単純にワクワクします!
このビューティホーなボックスには、さまざまな特徴がプリントされています。
なかなか期待できそうです!!
「Soundcore Infini Pro」のセット内容は、本体、パワーケーブル、HDMIケーブル、リモコン、リモコン用電池、ドキュメント、ウォールマウント金具です。
驚いたのはウォールマウントキットを同梱している事でした。穴あけ位置のわかるテンプレート、金具、ねじが同梱されています!これだけでも結構バリュー!!
IRリモートコントローラーの質感も悪くない。
「Soundcore Infini Pro」にはHDMIケーブルが付属している。ケーブル被膜には High Speed HDMI Cable with Ethernet の文字。
ケーブルの長さは134cm程度でした。やや太く固い印象のしっかりしたケーブルです。
「Soundcore Infini Pro」本体は、ファブリックでおおわれており、インテリアとしてもなかなか良い印象。
本体の上面中央に、操作部とインジケーターがあります。
左側にはタッチボタンの電源、入力切替、Bluetooth、音量ボタンが配置されています。
右側にはLEDによる各種インジケーターが配置されています。6連のインジケーターを使って、ステータスや音量の表現を行います。(わかりやすいです)
スイッチもLED表示も期待以上の上品な仕上がりです。
ただし、設置位置によっては上面のLEDが若干見づらい場合もありそうです。
↓側面にはパスポートとDOLBY ATMOS のロゴプリント。
↓ 底面をチェックします。
↓ 底面には滑り止め&振動吸収のためのラバークッションが貼られています。2つのシルバーの穴がウォールマウント用の穴です。
背面の端子部です。光デジタル、AUX IN、サービス用のUSB端子、HDMI IN、HDMI OUT(ARC)端子があります。
「Soundcore Infini Pro」はACアダプターは不要で、パワーケーブルを本体に直結すればOKです。
接続はTVのHDMI ARC端子に。
ARC はAudio Return Channel の略です。初期のHDMIではTVからの音を外部にデジタルで伝える場合、光デジタルが用いられていましたが、HDMIケーブル一本での接続を実現するために追加された仕様です。
TV側がHDMI ARC出力に対応していない場合、光デジタルでの接続することになります。
さらにTV側が光デジタル出力をサポートしていない場合、アナログ信号での接続になります。
*ケーブルはHDMIケーブルしか付属していない為、HDMI以外の接続では別途ケーブルの用意が必要です。
ソニーやパナソニック、東芝などでよほど古いTVでなければ ARC対応しているはずですが、「Soundcore Infini Pro」の購入前にお手持ちのTVがARC対応しているか一度ご確認ください。
「Soundcore Infini Pro」はSoundcoreアプリと接続可能。
今回の「Soundcore Infini Pro」は、アプリ対応がなされています。Soundcoreアプリです。
アプリからは、リモコンと同様の操作が可能です。
ファームウェアバージョンは77.27。ネット上にアップデートは存在しない模様です。
4K TVじゃなくても DOLBY ATMOS で楽しめる?
4K TVじゃなくても DOLBY ATMOS で楽しめるのでしょうか?答えはYesです。
祝 DOLBY ATMOS再生。#ANKER Soundcore Infini Pro でなんとかドルビーアトモスを体験できないか模索していました。
TVはFHDですが、レコーダーがUHD対応でドルビーアトモスを通す事がわかり、ボヘミアンラプソディーを購入!
Infini Proの右端のLEDが青ならATMOS!キタコレ!#soundcore #infinipro pic.twitter.com/hJElsMi7tU— The そうじろう (@TheSoujiro) June 16, 2020
僕の環境では以下の接続・設定で DOLBY ATMOS の再生が確認できました。
ボヘミアン・ラプソディ(2枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray] のカラー印刷ではない方のディスク( 4K ULTRA HDのディスク)
↓
ソニー ブルーレイディスクプレーヤー BDZ-FT1000
プレーヤーの設定画面で BD音声出力を[ダイレクト]、[HDMI音声出力]を[自動]に設定する事。
コンテンツ側の設定(ボヘミアン・ラプソディの音声設定)で英語 ドルビーアトモスを選択して再生する事。
推測だが、プレーヤー側で
TVがFHDまでのサポートなので 4K ULTRA HD → FHD(1080)へのダウンコンバートをおこない映像を出力。
音声は「Soundcore Infini Pro」がアトモスをサポートしているでアトモスで出力する。("ダイレクト"に設定しているので相手によらずアトモスで出力するのかも・・)
↓
「Soundcore Infini Pro」の HDMI IN に直接接続(間に何も通さない)
↓
「Soundcore Infini Pro」から DOLBY ATMOS をデコードしで音声出力!
(サラウンドモード表示LEDが青に点灯する)
↓
「Soundcore Infini Pro」の HDMI OUT ARC と ソニー KDL-55HX850 (FHDのTV) を接続。TVには FHD 映像が表示される。
他にも何かの機器をつなげは Dolby ATMOS で楽しめるのかもしれません。
(Fire TV Stick と UNEXTとの組み合わせに期待したのですが、ダメでした)
そもそも Dolby ATMOS に対応している機器・コンテンツが少ないようにも感じます。
「Soundcore Infini Pro」の音はどうだ!?
「Soundcore Infini Pro」の音について確認していきます!!
【備考】初出時、HDMI接続がうまく行っていなかったのですが、電源の抜き差しによってHDMI接続できるようになりました!!
また、確認は ソニー KDL-55HX850 (2012年5月発売の製品)にて行っています。4KでもDOLBY ATOMOSでもHDR対応でもない、古いフルHDテレビです。
「君の名は。」を観て・聴いて感動!
「君の名は。」を観ました。( Blu-rayでの再生です)
「君の名は。」は公開当時かなり入れ込んでしまった映画です。好きなのですよ。
映画館でも4回ほど観に行きました。→「君の名は。」関連記事はこちら。
「Soundcore Infini Pro」から再現される音はTVスピーカーと格が違うのはもちろん、今まで使っていたサウンドバーよりも、クリアで広がりのある音でした!
→ 今まで使っていたのは「Bose Solo 5」と「サンワサプライ2.1ch サウンドバースピーカー 400-SP081」でどちらもHDMI入力なしのエントリー機。
「君の名は。」の冒頭からエンディングまで打ちのめされっぱなしでした。(涙出た)
冒頭の分裂したティアマト彗星が落下しながら大気を切り裂く音。そして、その空気感。
モノローグの背景にある都会空間の音。
三葉が自室の冷蔵庫のドアを開けた際の細やかな音。
そして上白石萌音さんのやさしい響きを持つ声。
うぉぉぉ!!映画館さながらだ!これは、涙でますよ!!
クライマックスに近づき、糸守全体を停電させるための爆破シーンの迫力!
ラストのタイトルバックとともに流れるRADWINPSの楽曲が心にしみるように鳴り響く・・!
うぉぉぉぉぉ!!
自宅のTV環境での視聴で、ここまで気持ち良く「君の名は。」を視聴できたのは初めてでした!!
もちろん、より高価なシステムでの体験や本当の映画館での体験の方が格上なのは確かです。(お金かかってますもの)
2万円+アルファの「Soundcore Infini Pro」をポンと導入することで、通常のTVスピーカーの何十倍も映画コンテンツが楽しめるようになります!!
これは楽しい!!
DOLBY ATMOS ソースでボヘミアン・ラプソディを観て盛り上がった!!
DOLBY ATMOS ソースで鑑賞したかったので、「ボヘミアン・ラプソディ」を購入しました!
クイーン自体はルックスからして、正直好みではないのですがこの映画、ムッチャ面白いですね!
そして音がスゴイ!
楽器の細やかな音がすべて聞こえてきます!!!
ハイハットの細やかな音!
ギターの音のキレ!
ベースの太い音!
バスドラの低い音!
うぉぉぉぉぉ!!
音がかっこいい!!
どこまでが Dolby ATMOS の効果で、どこが「Soundcore Infini Pro」の力なのかはわかりませんが(笑)、わざわざブルーレイを買ってよかったよぉ~!!
(まだ冒頭30分しか観ていません・・)
ホント、音が気持いいです!!
Primeビデオもグレードアップされた感がスゴイ!
Primeビデオで観る映画もサウンドについてかなりグレードアップされます。
薬莢が落ちて響く音、車のエンジン音、そして爆発音。(←ワイルドスピード系を見た)
迫力あります!
TV番組の音声も聞き取りやすい!そして音に厚みが!
TVのバラエティ番組をボイスモードで確認した程度ですが、かなり音に厚みがあり、グっと来ます!!
「Soundcore Infini Pro」はかなり良いですね!!
(DOLBY ATMOS対応の環境・コンテンツでどうなるのか!?楽しみです!)
光デジタル接続。CM頭など聞こえないケースあり。
HDMI ARCで接続する方には無関係です。
「Soundcore Infini Pro」を光デジタル接続で使用する方はご注意ください。
以下は、ソニー KDL-55HX850 と組み合わせた場合の例です。その他のTVなどでは確認できていません。
僕の環境ではTV CMの開始時、切り換わり時に先頭の音が数秒聞こえない現象が発生します。
(CM冒頭のセリフや企業のキャッチフレーズがまるまる聞こえないようなイメージです)
番組中や映画をプレーヤーで再生している際には問題ないと思われますが、このままではTVの視聴に影響ありです。
しかし、HDMI ARC出力に対応していないTVと「Soundcore Infini Pro」とを組み合わせるケースは少なく、
HDMI接続では発生せず光デジタル接続時のみ発生する現象であるため、
本製品の購入を検討される多くの方には影響がないと思います。
スマホから音楽再生される音が心地よい!
スマホとBluetoothで接続し、音楽を再生した際には素晴らしい広がりを感じました。(サラウンドオン時)
左右のスピーカー間の距離もあることから立体感があり、非常に心地よいサウンドです!
Bluetooth接続して積極的に使いたい!と思えるサウンドです。
しかし、楽曲再生でも先頭無音となる現象がありました。(iPhone 11 Pro、iOSのミュージックアプリ、Spotifyで発生)
Spotifyはギャップレス再生をオフにすることである程度回避できる傾向ですが、Official 髭男dismの「115万キロのフィルム」の冒頭が少し聞こえません。
引き続き現象を確認をしています。
電源コードの抜き差しを行った際に、この現象が発生しなくなり「やった!!」と思ったのですが、次の機会にはまた先頭が聞こえない現象になってしまいました。
何か回避できる手順(ルーティーン)が見つかるとハッピーなのですが・・。
スマホとの組み合わせも影響するのかもしれません。
音の広がりが良いのでリビングで音楽を楽しむ場合に使いたいのですが!
→ AUX(アナログ)入力であれば先頭無音の現象はありませんでした。FiiO M9のLine Out 出力で鳴らしています。
いろいろいいね。#ryutist #anker #soundcore #fiio #Spotify pic.twitter.com/n1oY9N8A5Q
— The そうじろう (@TheSoujiro) June 19, 2020
HDMI接続ならTVとの電源連動、TVリモコンから「Soundcore Infini Pro」の音量調整が可能!
HDMIで接続している場合、TVのリモコンから「Soundcore Infini Pro」を操作できます。(HDMI CEC機能。TVがサポートしている必要あり)
HDMIで連動できるかどうかは、商品ページに具体的な記載がなく、気になる人が多いと思います。
説明書によると 「Soundcore Infini Pro」の電源操作、音量の調整がTVリモコンから操作可能と記載されています。
実際に試したところ、確かにTVのリモコンで「Soundcore Infini Pro」の音量が操作できました!!
また、TVパワーオフ前に「Soundcore Infini Pro」で聴いていた場合、次回のTVパワーオン時にも自動で「Soundcore Infini Pro」の電源をオンになり、「Soundcore Infini Pro」から音が出力されます。(HDMI CEC による電源連動が可能)
ただし、低音量の調整、サウンドモードの変更などについては、リモコンまたはスマホアプリからの操作が必要です。
端子接続の注意点。ARCと光デジタルはどちらか一方しか使えない。
注意点として、ARCと光デジタル入力とはどちらか一方しか使えないようです。
説明書には、ARC対応TVが接続されている場合には、光デジタル入力は使えない旨記載されています。
TVはHDMIで、光デジタルにはコンポなどからのオーディオ信号を入力しようかと考えていたのですが、そのような運用はできないようです。
「Soundcore Infini Pro」の音声ソースのセレクトは、HDMI、TV、AUX、Bluetoothの4種類からの選択です。
光デジタルを個別に選択はできないのです。
- [HDMI]は、HDMI INからの入力。(例えば プレーヤー→「Soundcore Infini Pro」のHDMI-IN → (スピーカー出力)→HDMI OUT(映像)→TV という流れのケース)
- [TV] は、HDMI ARC または 光デジタル入力
- [AUX]は、アナログAUX端子からの入力。
- [Bluetooth]は、Bluetooth接続からの音声入力。
となっています。
つまりHDMI ARC、光デジタルを個別に指定する方法は存在しません。
ご注意を。
「Soundcore Infini Pro」トラブルシューティング
HDMI ARCでCM先頭無音問題が発生する場合のチェックポイント!
HDMI ARCでの接続で、CM切り替わり時に頭の無音問題が発生する場合には以下の設定をチェックしてみましょう!!
本内容はアマゾンでのレビュー投稿をもとに、当方でも確認した結果です。(参考になりました!)
以下の設定により、僕のTVではCM先頭無音問題の発生状況が変わりました。
ソニー Bravia KDL-55HX850 です。
[音質・音声設定]>[デジタル音声出力設定]の設定で先頭無音あり・なしが変わります。→ デジタルマニュアル
[音質・音声設定]>[デジタル音声出力設定] | |
[オート1] | CM先頭無音なし |
[オート2] | CM先頭無音あり |
[PCM] | CM先頭無音あり |
[オート1]
HDMI1入力や光デジタル音声出力にドルビーデジタル対応オーディオシステムなどをつないでいるときに選びます。
デジタルのマルチチャンネル音声はそのまま出力されます。アナログ録画機器からの音声は、PCMステレオのデジタル音声に変換して出力されます。
[オート2]
HDMI1入力や光デジタル音声出力にドルビーデジタル対応オーディオシステムなどをつないでいるときに選びます。
2ch以下の圧縮音声とアナログ録画機器からの音声は、PCMステレオのデジタル音声に変換して出力されます。デジタル放送のAAC音声の副音声への切り換えをテレビの音声切換ボタンで操作したい場合は[オート2]をおすすめします。
[PCM]
HDMI1入力や光デジタル音声出力にドルビーデジタルに対応していないオーディオシステムやホームシアター機器などをつないでいるときに選びます。
すべての音声はPCMステレオのデジタル信号に変換して出力されます。
オート1以外ではPCMの変換が入る為でしょうか、先頭無音が発生するようです。
万一、「Soundcore Infini Pro」のARC接続でCM先頭音切れが発生する場合には、類似の設定を変更してみると状況が変わる可能性があります。
ご参考まで!
接続は正しいのにHDMI ARCが動作しない。→ 電源の挿抜で復旧しました。
以下は、当初HDMI接続ががうまく行かなかった状況だった時に書いた内容です。同様の現象が発生している場合には復旧方法を試してみてください。
復旧方法は「Soundcore Infini Pro」の電源コードの抜き差しでした。(工場出荷時に戻すリセット方法が無いか探したのですが、見つからず・・)
症状:
接続するTVはソニー KDL-55HX850 。(FHDのTV。Atmos対応していません)
HDMI OUT(ARC)とTVのHDMI ARCとを接続してもTV側がサウンドシステム(「Soundcore Infini Pro」)を認識しません。
(TVのリンクメニューに表示されない。また「Soundcore Infini Pro」から音が出ない)
TV HDMI ARC と別のサウンドシステムとを接続してTVで受信した地上波の音がサウンドシステムから鳴る事は確認済み。=TVのARCは動作している
別のサウンドシステムで動作しているケーブルを使ってTVと「Soundcore Infini Pro」とを接続してもTV側がサウンドシステム(「Soundcore Infini Pro」)を認識していません。=ケーブルの問題ではなさそう
「Soundcore Infini Pro」の入力をHDMIにしてもTVにしても状況かわらず。=セレクトのミスではなさそう
ケーブルがしっかり差さっている事も目視&さらに押して確認済み。=ケーブル半差しでもなさそう
「Soundcore Infini Pro」のHDMI OUT(ARC)とTVのHDMI ARCとを接続。さらに HDMI INにレコーダーを接続するとTVからレコーダーの認識が可能。
入力切替でHDMI ARCの端子(HDMI1)をセレクトしても画面は黒。(「Soundcore Infini Pro」を通してレコーダーを認識している)
映像データ等のパススルーはできていない。
接続先(レコーダー)のEDIDは読み込めているし、CEC(機器制御)も動作している。
イメージ的には「Soundcore Infini Pro」のHDMI ブロックが動いていない印象。
電源コードを抜き差しすることでHDMI接続ができるようになりました。
まとめ!
モノの質感としては、なかなか良いです!(これで2万円ちょいならアリ!!)
映画やTVの視聴において、サウンドクオリティが上がり、迫力があります!!
光デジタルでの接続でTVを楽しみたいという場合には、CMの冒頭音が出ない問題がありそうです。
この件は、HDMI ARCでTVと接続を行う前提であれば問題ありませんでした。(私の環境・個体にて)
また、スマホからの音楽再生で曲の先頭部分で音が出ない現象もありそうです。(私の環境(iOS)・個体にて)
TV視聴や映画の鑑賞には関係ない部分ではありますが、やはりスマホから楽曲を再生したい!!
当面はAUX(アナログ)入力を活用していきます。
「Soundcore Infini Pro」は価格から考えると大幅なサウンドのアップグレードが行えるサウンドバーでした!オススメです!
ホント、イイ時代になりましたね。
購入するなら、キャッシュレス・消費者還元5% の期間に買いたいですよね!!(6月一杯です)
Anker Soundcore Infini Pro サウンドバー 2.1ch サブウーファー内蔵 Dolby Atmos対応 4K対応 HDMI ARC接続 Bluetooth 5対応