ミステリーランチのスイートピーを昨年 11月下旬に購入し、以降約半年に渡り、毎日の通勤、休日のお出かけ、ハワイ旅行にと使ってきました。バッグで半年使用というと、そろそろ飽きてきた・・(汗) ところでもあり、一度ブログにまとめておきたいなぁと思いました。
<基本スペック>
メーカー: Mystery Ranch
モデル:Sweet Pie
タイプ:バックパック
重量:1620g
寸法:46cmx29cmx22cm
容量:33L
素材:500D Cordura ナイロン
色:ブラック(多色展開あり)
価格:33,000円→36,000円(税抜), 米国価格 $189
生産国:フィリピン
目次
- 1 日本での価格は高い!さらに15年8月に値上げされます!(実施されました)
- 2 ミステリーランチのスイートピー。ざっくり言うと・・
- 3 反省:普段使いとしては ちょっとデカかった
- 4 不満:ジップの堅さ
- 5 不満:外側の小物入れが少ない
- 6 不満:ぶら下げ用ストラップが貧弱で痛い
- 7 魅力:バッグとしての信頼性
- 8 魅力:状況に応じて本気度を調整できる懐の深さ
- 9 魅力:3ジップアクセスの快感が最高!
- 10 魅力:Mystery Ranch というブランド
- 11 結論:私は Mystery Ranch Sweet Pea に満足したのか?
- 12 最後に購入するか悩んでいる方へ・・
- 13 高い価格のバッグです。少しでも安く買いましょう。
日本での価格は高い!さらに15年8月に値上げされます!(実施されました)
日本国内と米国との内外価格差 33,000円 対 $189 です。
米国での価格は、1ドルあたり、120円換算で・・・$189 → 22,680円相当です。
日米価格比 145% となります。つまり、5割増しです。現地価格を知った後にこのミステリーランチ製品を日本正規価格で購入するには、かなり思い切りが必要でした。私の場合には、個人輸入が難しいというネット上の情報と、米国出張時にも簡単にはミステリーランチ製品を見つけることができなかったという事実から、やむなく日本正規代理店価格での購入しかない、とあきらめることにしました。(ミステリーランチ製品をとにかく早く使ってみたかった という話も・・)
ミステリーランチ製品を少し安く買うちょっとしたテクニック
米国との価格差が激しいミステリーランチ製品ですが、日本で少しだけ安く買う方法があります。それは、マルイの 「マルコとマルオの一週間」 の時に購入して 10%オフにすることです。
直近では、2015/5/21〜27だそうです。こちらのサイトさんでいつ頃開催されるかなどがまとまっています!
さらに 8月から 約10% 値上げか!?(実施されました)
さらに、2015年8月からは 33,000円→36,000円の値上げが予定されています!
ソースはこちらのショップさん。大抵の場合、値上げ直前には駆け込み需要で品切れ続出が想定されるため、今買ってしまうのが良いと思います。
--2015/8/23 追記--
実際に値上げが行われたようです。スイートピー 36,000円で税込 38,880円。
ミステリーランチのスイートピー。ざっくり言うと・・
ミステリーランチのスイートピー、機能的には 「ただのリュック」 です。
・33Lのメインコンパートメント
・上部フラップにポケット
・両サイドにペットボトルや折りたたみ傘等を入れられるスリーブポケット
・サイドに収納可能なウエストベルト
特徴としては、
・3ジップアクセスによる、開口部が大きい
・フューチュラヨークシステムにより背面長を調整可能
・ハイドレーションチューブを固定するエッグロール付属
と、言う所でしょうか。角が手に当たると痛いのでエッグロールはすぐに外してしまいましたが。
各種説明によると13kgが適正な荷重だそうです。私の身近なところでは、MacBook Pro 15inch が約2kg ですので、この MacBook Pro 15inch を6個とMacBook Air 11inch 一個までは耐えられそうです。ヒトで言うと 3歳位の子どもが13kg程度だそうです。
さて、35,000円の対価に見合ったモノかどうかは見極めが必要です。
私としては、このミステリーランチ スイートピーを6ヶ月使ってみた結果、若干気になる部分はありますが「信頼できるバックパックとして今後も使っていきたいモノ」の一つとして考えています。
反省:普段使いとしては ちょっとデカかった
これは、33Lの宿命ではありますが、普段使いとしてはサイズの点でオーバースペックだったと反省しています。つまり、私の選択ミスです。ただ、このサイズ感のバッグが欲しかったのもあり、仕方がありません。会社に比較的多くの荷物を持っていく場合や、途中で買い物をして帰る場合などには、この余裕の容量のおかげで背負って帰ることができます。
また、高さがかなりありますので、底の部分に入ってしまった小物を取り出す場合には腕をかなり奥まで入れなければなりません。床や机において、ガバッと全開にできるのであればいいのですが、立った状態などや、プライベートなものが多く入っている場合など、ミステリーランチ自慢の3ジップによる全開ができない場合が多いと思います。そのような場合に、底にある小物を取り出すのは困難です。
今は、もう少し小さいバックパックが欲しいなぁと思っています。
サイズ感の参考になるかわかりませんが、以前愛用していた Tumi ALPHA BRAVO ルジュヌとの比較です。
どちらのバッグも中はカラです。スイートピーはかなり大きいですね。
不満:ジップの堅さ
お店で触っていても、スイートピーを家に持ち帰っても感じた事、それはファスナーの堅さでした。”悪名高きYKKの止水ファスナー”等と呼ばれる場合もあるそうですが・・(そうなのですか?)
使っていくうちにスムーズになります!というお話でした。買って帰ったその日のうちに防水用のフラップ部分が欠けてとても悲しい気持ちになりました。そして、半年後の現在、確かにスムーズになりましたが、フラップ部分はかなりダメージを受けています。結局は、このフラップ部分の抵抗でファスナーが堅かったのでしょう。ファスナーが止水なのかどうかも未だに不明です。(どこにも明確に書いてありません)
このファスナーの固さについてですが、ある店舗でミステリーランチ 1day assault, 3day assault等を触ってみた所、非常にスムーズにスライドできました。展示品という都合により、ファスナーがかなり馴染んでいる可能性もありますが、フラップ部分にダメージは全くなく奇麗な状態でした。フィリピンメイドと米国生産とで違うのではないか?と疑っています。
2015/6/6 追記
東急ハンズで展示されている三色のミステリーランチ スイートピーのファスナーをチェックしてきました。
二つのスイートピーはスムーズで、残りの一つは固かったです。スムーズな二つは、2015年の製造。固かったのは、2014年の製造でした。今年生産されたものは、改善されている可能性があります。
不満:外側の小物入れが少ない
これもわかっていた事ではありますが、小物入れが少ない点が不満です。上部のフラップ部しか小物入れはありません。さらに内部のポケットは全くありません。気になる方はミステリーランチのスペードロックシステムにより、PC用のラップトップケースの取り付けが可能です。
私の場合、それほどPCは持ち歩かないため購入していません。この他、アクセサリーを外部に取り付ければ小物入れとして追加できますが、それではごちゃごちゃしてしまうので・・。
通勤用に TUMI のブリーフを愛用していましたが、TUMIには余る程ポケットがありました。それとは正反対なのがこのミステリーランチのスイートピーです。
取り出す機会が多い、財布、定期入れ、社員証などを上部のポケット入れる事になります。そのため上側ばかりが重くなっているようでちょっとバランスが悪い印象です。(メインの部分にほとんどモノを入れていない私が悪いのですが・・)
この上部ポケットは、なんだかんだで結構モノが入るのがよかったですね。(写真は iPhone 6)
不満:ぶら下げ用ストラップが貧弱で痛い
電車に乗る場合には、周囲の方の邪魔となるので、さすがに背負えないため、前に抱えるか、手にぶら下げることになります。前に抱える場合は背負っているものを反対に胸側へ持って来てストラップで肩から下げられるので問題ありません。手にぶら下げる場合には、上部についているストラップを持つ事になります。このストラップが単なる(今ひとつ工夫のない)ナイロンのストラップであるため重量が重い場合にはストラップの両端が食い込んでかなり手が痛くなります。基本はアウトドア用ですので、上部ストラップは緊急用という位置づけでしょうか。
最近は、写真のようにストラップを折って持つとストラップの両端が手に当たらず少し楽かな?と思っています。
魅力:バッグとしての信頼性
底布の二重化
細かい事ですが、スイートピーを始めとするミステリーランチのバックパックの多くは底面の布が二重になっているようです。単純な二枚重ねではなく内側の布の面積を小さくすることで外側の布との間にゆとり(空間)を設けており、外側の布をピンと張りにくくすることで生地の耐久性を最大限に発揮するようにしているそうです。この部分は見ただけではわからないので店頭で実物を触ってみたりしてください。
フューチュラヨークシステムによる背面長の調整
ミステリーランチのバックパックの多くは、フューチュラヨークシステムにより背面長を無段階に調整できます。ベルクロの面接合により好きな位置で止めることができるため、無段階と表現しています。調整手順については動画や各種サイトで紹介されていますが、二人で調整する方がスムーズです。(私は鏡を見ながら一人で行いましたが・・)
調整方法の紹介を見ていて分かり難いのは、唐突に出現する「フレームシート」の存在 と「ベルクロの結束を断つ」という言葉の二つではないでしょうか?フレームシートは通常は背面に装着しているシート状のフレームです。このフレームシートを一旦取り出して、面で接合しているベルクロ部分に差し込み、ベリベリベリベリベリとベルクロの接合をはがします。これによってヨーク部分をパック本体に対して自由に上下させることができるようになります。メカ機構ではないため、少し斜めについてしまったりするので注意が必要です。
この背面長の調整機構は適切なフィット・重量バランスを得る為には本当に必要な機構だと思います。調整できなければ、肩に重量がかかりすぎてしまったり、ウエストベルトの位置が合わず、負荷分散が適切に行えません。
米国で購入する際には、ヨークサイズを S, M/L, XL から選択できるのですが、日本国内では S のみ購入可能です。Sサイズは身長175cm 未満を想定されているようです。私は 172cm なのですが、ショルダーハーネスの間隔などもう少し大きくてもいいのに・・と思っていますが特段問題はありません。通販のお店ではこの辺りの注文ができるところもあるそうです。
ショルダーハーネスのフィット感が良い
スイートピーのショルダーハーネスの出来もいいです。荷物が重くなることを想定してか、ハーネスにもフレームが入っています。このフレームが少し支えてくれているようで重いものを背負っても楽です。
固いフレームが入っているのがわかるでしょうか?
パッドもしっかり入っていますし、リフターストラップ、ショルダーストラップの調整も可能です。
購入当初は、ハーネスのフレームとパッドが少し固くて、体になじまず違和感がありましたが、今はかなりフィットしていて安心して荷物を背負えます。
魅力:状況に応じて本気度を調整できる懐の深さ
チェストストラップを持つバックパックは、このスイートピーが初めてでした。昔は、すれ違う人がチェストストラップを閉めていると、「なんで閉めてるのだろう?」と疑問に思っていましたが、使ってみるといいですねぇ〜。普段はチェストストラップを使う事はないのですが、荷物が左右にブレてちょっとしんどいなぁ という時には パチン と閉めます。特に、遅刻しそうな時など、走る場合には必要ですね。また、重宝しているがラーメン屋さんで椅子の後ろに荷物を引っ掛ける時にも パチン と閉めておくとかなり安定します。
そして、本当に重い荷物になった時には遠慮せずにウェストベルトを出します。重量負荷が分散されるのと、荷物が安定するので本当に楽になります。収納されていてもちょっと邪魔な存在のウェストベルトに助けられる事も多いです。
このように、通常はショルダーハーネスだけ、少し重いとチェストストラップをプラス、そして本当に重い時にはウェストベルトを導入、と、本気度によって状態を調整できるので非常に便利ですね。
魅力:3ジップアクセスの快感が最高!
ジッパーが馴染んで開閉が楽になってくると、ファスナーが交差する部分をつかんで上に上げるとフタを開けることができるようになります。推測ですが、ファスナーが固いうちからやってしまうと、防水フラップ部分が必要以上にボロボロになってしまいそうです。ハタから見ると下品な開け方かもしれませんが、これがちょっと快感なのですね!
例えば、電車の中で前に抱えている状態で立っている状況だとします。バッグの中に入っている iPad を取り出す時に、フタの端をつまんでジャジャジャジャっと開きます。(実際の音は、ジッパーがステレオ音で開く音と金属タブのびびり音の合成になります)フタを閉める時は、ツーアクションになってしまうので少し面倒ですが、根元についているつまみを持ちながら、ジャッ、ジャッ と左右のファスナーを閉めます。(iPadは脇にはさんでおくしか無いですね。そのため、フタを閉めないことが多いです)
そして、バッグを全開にするときもちょっと快感です。まぁ、人前でネタとして披露する場合が多いのですが・・。バッグに入っているはずなのに手探りでは出てこない場合には、最終手段として床においてバカっと開きます。すると奥底に隠れていたアイテムが必ず見つかります!
いや〜この快感・開放感はなんなのでしょうね〜。クセになります。
魅力:Mystery Ranch というブランド
以上のように、バックパックとして優秀なミステリーランチのスイートピーですが、最後の魅力としてやはり「ブランド」があげられるのではないでしょうか。ダイナデザイン、ミステリーランチ というブランドの製品を持てる事は非常に魅力的です。ブーティバッグは少し人気だったようですが、台風のようなブームは来そうもありません。そこがまたいいではないですか。
結論:私は Mystery Ranch Sweet Pea に満足したのか?
ミステリーランチ スイートピーを購入して半年の間、ほぼ毎日使い続けました。モノとして、かなり満足して使っています。価格は高かったのですが、後悔はありません。
このバッグを人に無条件で勧められるかというと、やはり用途にもよりますが、ちょっと抵抗があります。(自分だけのモノにしておきたい、という気持ちかも・・)
毎日持ち歩いていて「お、そのバッグいいねぇ」と言われることは皆無でした。「そのバッグ大きくないですかぁ?」と言われる事は多いです。ちょっと使うべきフィールドを間違えているようですね・・。
最後に購入するか悩んでいる方へ・・
私が感じた欠点や魅力については、全て書き綴りました。このブログに辿り着いた方は、ミステリーランチの製品、特にスイートピーを購入しようかどうかを検討されているのではないでしょうか。迷っていて、私の書いた事を全て読んだ後でもまだ迷っている状況 であれば「即買い」です。8月に値上げされる情報が広まると、品薄になること間違い無し!是非、ミステリーランチのロゴマークを流行らせましょう!
外部参考ソース:
Mystery Ranch 日本および米国サイト
A&F の 2014年版のカタログ冊子
先輩方のブログ、通販ショップの記載
某巨大掲示板書き込み
高い価格のバッグです。少しでも安く買いましょう。
Mystery Ranch のバッグを少し安く買える方法別記事にて紹介しています。 最近は、ミステリーランチの商品がお気に入りです。お気に入りです!と言ってもなんせ価格が高くてなんでもかんでも買えるような商品ではありません。それ故に余計に闘争心的物欲が湧いたりもするのですが・・。家計 ...
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