ルノワール展関連イベントである 辻仁成さんの講演会に参加しました。

オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展 の 関連イベントである

「[ 館外トークイベント] 藝術学舎夏季講座 「次にオルセー美術館に行くときのために」プレ講座」

に参加しました。ルノワール展初日(4月27日)の夜に開催されたので、展覧会見学後に行きました。講師は辻仁成さん(@TsujiHitonari)で聞き手が鈴木芳雄さん(@fukuhen)です。

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ファンの方には申し訳ないですが、大昔のエコーズ の 辻仁成 がカッコ悪くて嫌い。歌も曲も嫌いでした。でも、川村カオリ が歌う「ZOO」は好き。その後の小説も一切読んでいません。そんな僕が、今回のイベントで色々と話を聞いて、「辻仁成、おもしれーじゃん」と思いましたね。

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イベント開催概要

日時: 4月27日(水) 19:00-20:30(開場18:30)
講師 :辻仁成(作家)
聞き手: 鈴木芳雄(編集者/美術ジャーナリスト)
会場: 京都造形芸術大学×東北芸術工科大学 外苑キャンパス
(東京都港区北青山1-7-15)https://gakusha.jp/access/
定員: 200名(先着順、申込不要)
その他: 聴講無料

今回の講演会の概要は・・

ルノワールの息子で映画監督のジャン・ルノワールが父について語った「わが父ルノワール」、作家の辻仁成さんのご著書「息子に贈ることば」を中心に、父と子の会話、それぞれの創作などについて辻さんにお話を伺っていきます。

僕自身も父である事からも、この親子関係の話が聞けるだろうと思って参加したのですが・・ちょっと違いましたね。

聞き手の鈴木芳雄さんは、講演会向けにかなり仕込みをして来たのですが、辻仁成が「それ、もうやめようよ・・・」と流れをぶった切る展開。面白いです(笑)。

定員は200名。先着順で入れないか!?と思いきや・・

今回の講演会は、当日先着順で定員200名でした。これは厳しい戦いになりそうだ!早めに行って並ばなければ・・と思っていました。開場は18:30ですが、会場には、17:50頃に着きました。「もう枠一杯だったりして・・・」なんて想像していましたが、この時点で集まっていたのは 12人程度。(女性ばかり)

特に列を作るわけでもなく、1Fのテーブル席で開場まで待機します。開場が近づくにつれ、人数は増えますが、なかなか男性は増えませんでした。

そして 18:30 に開場!行け〜!ドドドド!(階段を上る音)

教室の前では、ルノワール展のチケットと、辻仁成さんの著書「息子に贈ることば」(サイン入り)が販売されていました。

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僕「チケットは前売りの金額ですか?」

係の方「いえ、もう始まっているので普通の値段です」

僕「サインってどんなサインなのですか?」

係の方「どうぞ、ご覧になってください」ピラっと覗き見。

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ん?モールス信号?

面白いので買っちゃいました。(笑)

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最終的な参加者としては、およそ 70人。(かなり適当なカウントです)そのうち男性は、12人程度でした。

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会場としては、200名+アルファの座席を準備していたようですが、残念ながら満席にはなりませんでした。平日夜、先着順、天気も崩れるということも影響したかと思います。(先着順で話が聞けるかどうかわからないのに、電車代を払ってまでチャレンジしにくいですよね・・)会場内は、大型のスクリーンを2つ用意し、中央に講演者と聞き手の席が準備されていました。

講演会の概要

(以下、「」の形で語られた内容を掲載しますが、正確に語られた内容を書き起こしたモノではありません。僕が、聞いた事から印象に残った内容を、記憶を頼り書き起こした内容だと捉えてください)

今回の講演会は「藝術学舎夏季講座 「次にオルセー美術館に行くときのために」プレ講座」なのです。つまり藝術学舎が夏に行う講座の予告編のような役割を担うモノだったのです。僕はこの事に会場に入ってから理解しました。講師の辻仁成さんも同じだったようで・・「今ここに来て初めてこの会の趣旨がわかったよ!」(←発言のイメージです)って・・。

という感じなので、十分に練られた内容ではなかったというのが本音の感想です。その面では残念ではあったのですが、ライブ感のある内容で僕は面白かったです。

辻さんの「ルノワール、あまり好きじゃないんです」という発言にビックリさせられましたね〜。

「今日からルノワール展は開催ですが、もう行って来た!という方〜?」

(はーい)2人程度でした。

辻仁成、日本人がなぜルノワールが好きなのか?を語る。

「駅前にさ、ルノワールって喫茶店が必ずあるじゃん。駅を降りるとルノワール、喫茶店、コーヒー、駅前。日本人にとってルノワールは庶民的なのですね」
鈴木さん「喫茶店のルノワールは”ルノアール”です」(笑)

辻仁成、ルノワールを語る。

「ルノワール35歳の写真を探してみた事があるんですよ。暗い顔なのに、明るい絵を描いているのは不思議だなぁ。」「ルノワールって、今の時代で言えばパンク、アナーキーな存在なのです」なのに「”心の優しい画家”として刷り込まれていった。」「みんなに愛された絵描きになってしまったルノワールは辛かったのではないか?」亡くなる前になぜこの絵(裸婦像)を描いたのか? あの頃の自分をもう一度取り戻せないかと思って描いたのかもしれない。原点である”陽光のなかの裸婦(エチュード裸婦像)”に回帰したのではないかと想像する」

「なぜか オルセー印象派ノートでルノワールを選んでいなかった。」

絵画のスライドを見ながら・・

ルノワールは、伊藤博文と同い年だそうです。

以下、ルノワールの絵のスライドを見ながら・・。

《ジュリー・マネ》あるいは《猫を抱く子ども》

この絵は、モデルのジュリー・マネ 本人が気に入っていて一生手元に置いていた。「(辻)マネが大好き」このジュリー・マネは「(辻)息子の親友にそっくり」で親近感が湧く。マネは日記を書いていて面白い。

《セーヌ川のはしけ》

チューブ入りの絵の具が開発され、アトリエから自然の光へ。「(辻)ルノワールの風景画が好き」

《草原の坂道》

「(辻)この絵も好き」「(辻)人物が遠くに描かれている。僕はアップの技術と呼んでいる」「(辻)彼の心の浮遊感が出ている」

《陽光のなかの裸婦(エチュード、トルソ、光の効果)》

「(辻)裸婦像が好き」

《ピアノを弾く少女たち》

「(辻)この絵は国が買い上げ、ルノワールが一気にスターダムを駆け上がるきっかけになった絵」(スターダムっていう表現がいいですね)

《猫と少年》

「(鈴木さん)猫がクールなんだよね」

《浴女たち》

実は、モデルさんはこんなにビバンダムのように太っていない。

この他・・

ルノワールの好きな絵を挙げたら「辻さんは猫がお好きなのですね」と言われた。言われてよく見てみると多くの絵に猫が描かれていた。猫は多く描かれているが、その割には光が当たっていない。

辻仁成フランスを語る。

フランスは豊かな層ほど壊そうとする。
皮肉も多い。
素晴らしいキュレターが多い。ミシュランもその一つ。
デパートのボンマルシェはセンスがいい。
美術館ではオルセーが一番好き。すごいなと思ったのは、この辺まで近づけること。
このルノワール展では、きちんと観客前に絵が置いてある。まるでオルセーにいるみたいだ
好きな空間は三つ 空港とホテルと美術館が好き。
モンパルナス美術館も好き。すごく狭いけどオススメ!
オルセー美術館は、元々は駅だった。(1986年に美術館になった)
グランパレ美術館は建物も美術の一つ。

辻仁成 その他を語る。

胃をやられている。よくない結果が出た仕事の上で。
息子はバレーのキャプテンをやっている。
父と子って、すごい絆があって、子供のうしろ姿をみて、幸せだなと思うことがある。
不幸なこともあったのだけど。幸せはなくなった時に気がつくのだけど。

息子「大統領になりたい」 それはいい夢だな。

息子「映画監督になりたい」編集は自分でやっている
父の編集を見て「パパこの映画何をいいたのかわからないよ。そんな映画を作っちゃだめだよ」

最後に

今回のルノワール展については、「これだけ一挙に集まる機会はない」という事ですので皆さまお見逃しのないように。

ルノワール展については、↓こちらでまとめています。

オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展に行ってきた!美しい絵画を堪能!

講演会では、辻仁成さんの独自の考え方などに触れられてとても楽しかったです。まだまだ、何かやってくれそうで楽しみです。

鈴木さんが ウイリアム・サローヤン「パパ・ユーア クレイジー」を引き合いに出していました。「(辻さん)僕もよく子どもに「パパ・ユーア クレイジー」と言われます」との事。こんなお父さん、面白いでしょうね!

最近、↓ 「パリのムスコめし」というレシピ本も出されたそうですね!自分の料理で子どもが育った と思える幸せ。羨ましいです。

↓ ツイッターでの投稿をまとめたモノではありますが、短文ながら詩的に決意や思いのこもった文が多いです。「まっ、いいか」を「よしとしましょうか」に変えるのはマネさせていただきます!

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