発売されたばかりの2.1chサウンドバー「Creative Stage V2」の製品レビューをする機会を得ました!ワォ!
1万円強の価格で迫力のある低音を楽しめる「Creative Stage V2」。
これまで3万円クラスのサウンドバーを中心に試してきた僕ですが「Creative Stage V2」のコスパの高さには脱帽!という結果でした!
低価格なサウンドパーを探している方にオススメの商品です!
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記事執筆公開を条件に製品の提供を受けています。
ただし、執筆内容について制約は受けていません。
「Creative Stage V2」を実際に使ってみた上で正直な感想を書いていますのでご安心を!
今回紹介する「Creative Stage V2」は[直販限定]の商品 です。
注意ポイント
「Creative Stage V2」はクリエイティブストア直販限定のモデルです!
記事内に HDMI ARC を使った内容を記載していますが、公式にはARCはサポートされていません!ご注意を!
目次
「Creative Stage V2」について
2020年10月30日に発売された「Creative Stage V2」は「Creative Stage」のアップグレードモデルです。
ニュースリリースの情報によると以下の点が旧世代より改善しています。
- 約55cmから約68cmへとワイド化、大画面TVやモニターによりマッチするワイドなサウンド ステージを実現
- インテリジェントなアルゴリズムによってボーカルやセリフなどの人の声をよりクリアーにする「Clear Dialog」
- 音に包み込まれ没入感のあるサラウンド サウンドを実現する「Surround」
- USBメモリー再生を廃し、新たにUSBオーディオに対応
- Bluetooth バージョンが最新の5.0に対応
- 光デジタルも24bit/96kHzまでのステレオ リニアPCMが再生可能に
横幅が短いモノが欲しい!という事が無い限り、最新の「Creative Stage V2」の方が断然上です。
「Creative Stage V2」【製品仕様】・・・公式ページから仕様を抜粋引用
スピーカー構成:2.1チャンネル スピーカー
外形寸法
サウンドバー:約680 x 78 x 100mm
サブウーファー:約116 x 423 x 250mm重量
サウンドバー:約2.0kg
サブウーファー:約3.3kg
スピーカー出力:総合80W (20W x 2 + 40W x1)
周波数特性:55Hz~20kHz
SN比:75dB
再生モード:AUX / Bluetooth / 光デジタル / USBオーディオ
入力端子:光デジタル(角型)/ USB-C / φ3.5mmステレオBluetooth
バージョン:Bluetooth 5.0
プロファイル:A2DP(ワイヤレスステレオBluetooth)、AVRCP(Bluetoothリモートコントロール)
コーデック:SBC
通信距離:約10m(見通し距離)電源:AC100V / 50-60Hz
コントローラ/インジケータ類
サウンドバー本体:LEDディスプレイ、LEDインジケータ、電源ボタン、Bluetoothボタン、ボリューム調節ボタン
リモコン:電源ボタン、ミュート ボタン、入力ソース切替ボタン、Bluetoothボタン、再生操作ボタン、ボリューム調節ボタン、Surround ボタン、Clear Dialog ボタン、バス/トレブル調節ボタン、リセット ボタン
* 製品パッケージやクイックスタート ガイドにTV ARC接続の記載が一部ありますが、日本国内ではこの接続方法はお使い頂けません。また、この接続方法に対しての動作保証やサポートも一切行っておりません。
「Creative Stage V2」の価格は 11,800円(税抜)です。
サウンドバーとしてはかなり簡易的なモデルの多いプライスレンジです。
そのような低価格帯にもかかわらず「Creative Stage V2」には薄型サブウーファーが付属するのです!
このサブウーハーにより価格からは考えられない厚みのある低音が鳴り響きます。これ、いいですよ~!
さらに音声入力についても、以下の4つがサポートされており、かなり自由度が高いのです!
- 光デジタル
- AUX(アナログオーディオ)
- USBオーディオ
- Bluetooth
特にサウンドバーとして珍しいのは USBオーディオです。PC、PS4、Nintendo Switcなどダイレクトにデジタルで接続可能です。
例えばですが、ノートPCとデジタル接続でサウンドバーから音が出せるのです。これは面白いですし、クリエイティブらしい仕様だと感じました。
HDMI端子はあるのにメーカーが「TV ARC対応」としていないのは残念。
惜しいのは TV ARCが国内では"使えない"とされている事。
TV ARC = HDMI ARC(Audio Return Channelの略)はHDMIケーブルでTVから音声をサウンドシステムに送出する仕組みです。
HDMI端子が使えるとTVとの電源連動やTVリモコンでの音量調節ができるようになり格段に便利になるのですが・・・。
HDMI ARC端子はあるのですよ、本体には。(「Creative Stage V2」の端子名としては "TV ARC")
では、なぜクリエイティブさんは「国内ではこの接続方法はお使い頂けません」といっているのか?
ここからは推測ですが
理由はいくつかありそうです。
主たる理由は ARCに関してユーザーからの問い合わせが多数寄せられてしまう可能性がある為でしょう。(推測ですよ)
様々なメーカーから多数のモデルが長年にわたって販売されているTVとの組み合わせを考えると様々な事象が発生し、問い合わせが来ることでしょう。
例えば、ユーザーさんがARCを理解しておらずTVの空いているHDMI端子とケーブルでつなげりゃいいや、と思っていたとすれば音が鳴らない!と問い合わせが来て対応する必要があるわけです。
(機能させるには HDMI ARC と書かれた端子と接続する必要があります。ARCに対応しているのは複数ある端子の中で一つだけです)
問い合わせの対応コストはかなりのモノですので、これを嫌った可能性が高いと推測しています。
今回のレビューに際して、僕はSONYのTVとHDMI ARC にて接続して約2週間使いました。
僕のTVとの接続では問題がありませんでした。(メーカー保証外ですし一例です)
電源連動によりTVのリモコンから電源オフすると「Creative Stage V2」もスタンバイに入りますし、TVリモコンで音量を変えることも可能でした。(マジ便利!!)
唯一気になったのは、サウンドバーでの音量表示に対してTVでの音量表示が3倍の値で表示される事くらい。(仕様だと思います。問題ありません)
例) 本体 17 に対してTV側の音量は3倍の 51で表示。
僕の環境ではHDMI ARC接続で「Creative Stage V2」が使えた事についてはお伝えしますが、あくまでもメーカーとしては TV ARC機能に対して「TV ARC接続の記載が一部ありますが、日本国内ではこの接続方法はお使い頂けません。また、この接続方法に対しての動作保証やサポートも一切行っておりません。」というスタンスです。(もちろん僕もサポートしませんし、責任を負いません)
いやぁー、ホント惜しいなぁ・・。
国内でのARCサポート表明、希望です!!
「Creative Stage V2」の実機をチェック!
それでは「Creative Stage V2」の実機をチェックしていきましょう。
セット内容としては以下の写真の通りです。
セット内容
- Creative Stage V2 サウンドバー本体
- 専用サブウーファー(約2m 専用オーディオ ケーブル付)
- リモート コントロール(別途単4乾電池x2本必要)
- 電源ケーブル(約1.5m)
- USB-C to USB-A ケーブル(約1.2m)
- 3.5mmステレオ ケーブル(約1.2m)
- クイックススタート ガイド
電源ケーブルは二本入っていました。正直、少し混乱しました。
特に説明はありませんが、日本仕向とする際に電気用品安全法=PSEマークの問題が発生したのではないでしょうか。(推測です)
僕はケーブルの端子部分に PSE マークが入っている方を使うようにしました。
ケーブルとしては、この他にUSB-C to USB-A ケーブルと3.5mmステレオ ケーブルが付属しています。
TVの音声をデジタルで転送するための光デジタルケーブルは付属していません。手持ちがない場合には購入しておきましょう。
また、リモコンを動かすための単四電池も付属していません。必ず事前に購入しておきましょう。
「Creative Stage V2」にはサウンドバー本体とはセパレートされたサブウーハーが付属します。
2.1chの0.1の役割をこのサブウーハーが担います。深みのある低音を鳴らします。
サブウーハーにはケーブルが付属しています。このケーブルを本体に接続するだけの簡単接続。特に電源も不要です。
横幅約68cmの本体。端子類は後ろ側に集中している。
便利だなと思ったのは、わかりやすい表示があること。しっかり文字で表示しているサウンドバーは少ないのです。
HDMI Hd、USB接続ならUs、光デジタル(Opt)ならOP、AUXならAU という具合に表示し、Bluetooth接続の場合には青LEDが点灯します。
音量も数字で表示されるため、非常にわかりやすいです。(音量ボタンが4方向ボタンの上下で操作するは若干慣れが必要です)
この表示は3m離れても認識できるのでとても便利な反面、視聴時にその光が若干気になるのも事実です。(許容範囲です)
本体側面には電源、音量、Bluetoothボタンが配置されています。
後側の一方にはUSB-C、使ってはいけないTV ARC、AUXの入力が配置されています。
逆側には光デジタル入力とサブウーハー出力が配置されています。これらの端子の向かい側に電源コード用の端子があります。
↓電源コードとサブウーハーのケーブルを接続するとこのような配線となります。
「Creative Stage V2」で聴いてみる!
今回「Creative Stage V2」との接続に使用したTVはソニーBLAVIA KDL-55HX850。結構昔のフルHD対応のTVです。
55インチのFHD TVの前に置くにはちょうど良いサイズ感でした。
まずは光デジタルで接続してみました。
光デジタルではTV内蔵のスピーカーと同時に音を鳴らすことができます。この時、特に内蔵スピーカーと「Creative Stage V2」とのにズレは認められませんでした。(モノによってはズレを感じる製品もあります)
ココからは禁じ手のTV ARC接続で試しています。サラウンド設定はオンにしました。
メーカーとしては「日本国内ではこの接続方法はお使い頂けません。また、この接続方法に対しての動作保証やサポートも一切行っておりません。」というスタンスの接続方法です。
Netflixのストリーミングにて「ラ・ラ・ランド」、「アポロ13」を試してみました。
「ラ・ラ・ランド」のミュージカルシーン、コンサートシーンの楽曲ではサブウーハーの効果によりベースの音がしっかりと鳴るのが印象的でした。
ダンスシーンでも音の遅延は感じられず良好です。
「アポロ13」でチェックしたのはアポロ13号の発射シーン。古い映画ではあるのですが、低音のうなりが印象的なシーンです。
このシーンも期待を裏切らず、音量を上げるとともに低音のうなりが再現されていきます!
「ズゴゴゴゴゴゴォォォォ!!!」
もっと音量を上げて楽しみたい!と思う気持ちを抑えながら視聴しました!(ご近所さんに迷惑がかかりそうなので)
パシフィック・リム、ワイルドスピードも同様に迫力あるサウンドを楽しめます。
ただし、映画館のような響きを得るにはそれなりに音量を上げる必要があるのでご注意を。
(そりゃ小さな音で迫力のある「ズゴゴゴゴゴゴォォォォ!!!」って音がしたら可笑しいですよね)
低音、高音についてもリモコンから調整が可能です。
ご近所さんに配慮したサウンドにする場合や、好みの音に仕上げるために調整する事ができます。
人の声をよりクリアーにする「Clear Dialog」についてはオンとオフでの差があまり感じられませんでした。もう少し味付けをカリッとしてもよいのかもしれません。
サラウンド的な広がりやクリア感については上位機やサイズの大きな機器に一歩譲る部分はありますが、確実にTVの内蔵スピーカーよりも音が聞きやすくなり、迫力のある低音を楽しめます!
これが1万円強とは・・・「Creative Stage V2」恐るべし!
Bluetooth接続で楽曲を楽しむ
「Creative Stage V2」はBluetooth接続によりスマホから楽曲のストリーミングなども可能です。
コーデックの対応はSBCのみですが、大きな問題にはならず必要十分です。
やはり大きなスピーカーで楽しむ楽曲は一味違います!
15畳程度のリビングルームで鳴らすにも十分な音量です。
楽曲でも低音がしっかりと聞こえました。
個人的には音楽を楽しむ場合にはサラウンドオフの方が芯のあるサウンドが楽しめると感じました。(当たり前ですが)
他にも光デジタル、USB、アナログ入力も備えているので、様々なサウンドの出力先を「Creative Stage V2」に集約する事ができます!
マジでコスパ高すぎです!
「Creative Stage V2」感想まとめ。
「Creative Stage V2」は、多様な入力に対応しつつ低価格ながら独立したサブウーハーが付属することで迫力のあるサウンドを楽しめる魅力的な製品です。
ポイント
- 入力インターフェースの多さ(注 TV ARCはメーカー非サポート)
- 独立した薄型サブウーハーによる迫力のあるサウンド
- 見やすいLED表示
- 安心のクリエイティブブランド
- 購入しやすい価格
マイナスポイントとしては、以下の内容です。
- TV ARCはメーカー非サポート
- リモコン電池が同梱されていない
- メインの接続方法と考えられる光デジタルのケーブルが同梱されていない
- 直販限定で販売(執筆時点)
このマイナスポイントについて、僕の印象としてはリーズナブルな価格を達成するための施策にしか思えません。何を言っているかというと、性能・機能は魅力的ですが、コストを最大限に抑え、低価格で販売しようとしている、ということです。つまり断然コスパが良い(ハズ)!のです!
繰り返し注意点としてお伝えしますが、本レビューでは TV ARC にて動作させた事実をお伝えしていますが、メーカーとしては「日本国内ではこの接続方法はお使い頂けません。また、この接続方法に対しての動作保証やサポートも一切行っておりません。」としています。TV ARC端子を使用した場合に、どのような影響が出るのか不明ですのでHDMI ARCを期待した購入は控えるようにしてください。
結論:「Creative Stage V2」は価格を考えると、非常にコスパが高く、低価格のサウンドバーを探されている方にオススメの商品です!!
「Creative Stage V2」はクリエイティブストアでのみ販売されています。
価格は 11,800円(税抜)!
▼ ご購入・製品内容の確認は下のリンクからどうぞ!
Creative Stage V2 - Sound Blaster技術でオーディオを強化した外付けサブウーファー付属2.1chサウンドバー - Creative Technology (日本)